米空軍、欠陥ある空中給油機を購入へ-ボーイングが修理代負担

米空軍は10日、長らく納期がずれ込んでいた米ボーイングの空中給油・輸送機について、欠陥があり修理が必要なままで受け入れる方針を示した。

  空軍は総額440億ドル(約4兆7700億円)相当のプログラムで「KC46」を179機購入する計画で、その最初の8機が2月にかけて納入される。納期は予定を2年余りオーバーしており、給油作業に使用するカメラの不具合を修復するにはさらに最大で4年かかる可能性がある。

  ボーイングに必要な修復の実施を強いる策として、空軍は各航空機に対する最終支払額のうち最大2800万ドルを支払い保留にしている。

  空軍のホープ・クローニン報道官は発表文で、遠隔映像システムの開発テストで発覚した欠陥を「自ら費用を負担して修復することにボーイングは応じた」と述べた。

  欠陥のある航空機の納入に関する国防総省の承認は、同省指導部の混乱の中で起きた。マティス前国防長官が2月末での退任を表明した際、この案件はマティス氏による承認待ちだった。その後トランプ大統領は、1月1日までの辞任にマティス氏を追い込んだ。マティス氏はかつて、欠陥のある航空機を受け入れることに不快感を示していた。

原題:Air Force Accepts Flawed Boeing Tanker in a $44 Billion Program(抜粋)

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