ロシア、北方領土交渉巡る日本政府の発言に抗議-河野外相の訪ロ控え

河野太郎外相は13日にロシアを訪問し、長期にわたり争点となっている領土問題について交渉する予定だが、交渉を巡る日本政府の発言がロシア側の怒りを買い、先行きに影を落としている。

  ロシア外務省は9日、上月豊久駐ロシア大使を呼び出し、日本政府の最近の発言に抗議。同省のウェブサイトによると、モルグロフ外務次官は上月大使に対し、日本政府の最近の発言は1956年の日ソ共同宣言をゆがめ、領土問題に関する緊張を生み出したと主張した。

  日本の外務省は10日、上月大使が呼び出され、日本の立場を説明したと明らかにした。ただ、静かな環境で交渉に臨む必要があるとして、それ以上の詳細は控えた。

  ロシア外務省は、日本政府が2019年を対ロシア交渉の「転換点」だとし、北方領土の日本への引き渡しに向けて島民の同意を得る必要があると表現したことを批判。この発言を誰が行ったかには触れていないが、安倍晋三首相は1日と4日の記者会見でこのような趣旨を語っていた。

原題:Russia Criticism Bodes Ill for Japan Island Talks Next Week(抜粋)

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