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ECB:成長見通し下方修正でもリスクバランスは依然均衡-議事要旨

  • ECBが昨年12月12、13両日の政策委員会の議事要旨を公表
  • 金利ガイダンス、債券購入終了後の主要なツールになる

欧州中央銀行(ECB)の当局者らは、2019年の成長見通しを下方修正したこと自体がユーロ圏経済へのリスクの高まりを認めたことになるとの認識で一致した。ECBが昨年12月12、13両日の政策委員会の議事要旨を10日公表した。

  企業景況感の悪化や生産および輸出の勢い鈍化を示す指標はあるものの、下方修正後の見通しに対するリスクはおおむね均衡していると言えると当局者らは判断した。ドラギ総裁は最終的に、リスクバランスは依然として「おおむね均衡」しているものの、「下方向に向かいつつある」と言明した。

  議事要旨は、「ポジティブなニュースよりもネガティブなニュースが幾分多かったものの、これはユーロシステムのスタッフが予測した基本シナリオの下方修正に織り込まれたとの考えから、この新たな見通しに対するリスクバランスはおおむね均衡しているとの見解を維持できると議論された」と明らかにした。

Euro-area growth momentum slips without signs of immediate revival

  議事要旨によると、資産購入終了と金利に関する文言の維持に加え、満期償還金の再投資に関するフォワードガイダンスを最初の利上げに関連付けることを含む政策パッケージに、政策委員会メンバーらは同意した。

  「再投資の見通しを金利の『離陸』と関連付けることは、金利ガイダンスが今後の金融政策姿勢調整で主要なツールになることを示唆するものだと認識された」と説明している。

原題:ECB Officials See Cut in Growth Outlook Keeping Risks Balanced(抜粋)

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