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Photographer: Antonio Heredia/Bloomberg

クオンツ投資モデル不発の一因か、ファクター間の相関が記録的高水準

  • 市場の構造に大きな変化があったことを示唆するーバーンスタイン
  • 各ファクターが同じ方向に動く、相関は少なくとも過去20年で最大
An electronic chart.
Photographer: Antonio Heredia/Bloomberg

成長やモメンタムなど特定の要素に基づくファクター投資の各グループの相関が、少なくとも20年で最大となっていることが、サンフォード・C・バーンスタインの調査で分かった。

  これは異例の状況で、クオンツファンドへの逆風を強めていると、バーンスタインのグローバルクオンツおよび欧州株式戦略責任者、イニゴ・フレーザージェンキンス氏が指摘した。大規模な売りの局面では相関がやや高まることが多いが、最近の数週間は各ファクターのグループが同じ方向に動くことが個別銘柄と比べ顕著だという。

  バーンスタインのアナリストらはリポートで、「こんなことは初めてだ。市場の構造に大きな変化があったことを示唆する」と記した。

  クオンツ投資のストラテジストらはかねて、「バリュー」や「クオリティー」といったファクターに基づいた投資によって、ベンチマークを上回るリターンを生み出せると説いてきた。それぞれのファクターは異なる市場環境に対して独自の反応をするからだ。ファクター間の相関が高まっているのならば、クオンツ戦略は独自のリターンを生み出すのに苦戦する可能性がある。

Returns for factor-based hedge funds slid during 2018

原題:Record Factor Correlation May Explain Misfiring Quant Models(抜粋)

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