引け後の「安川」に身構えるFA関連株、中国需要懸念で弱含み

更新日時
  • 安川電は10日引け後に四半期決算を発表へ
  • 2019年の工作機械受注、前年比2桁減の見通し

10日の東京株式市場でFA(工場自動化)関連をはじめとする設備投資関連株が弱含んでいる。中国経済の減速から工作機械受注が低調に推移する中、10日の午後4時に安川電機が四半期決算を予定しており、市場が身構える様子がうかがえる。

  きょうはキーエンスが一時4.3%安の5万3100円、ファナックは同3.9%安の1万6830円、ダイフクが同5.1%安の4765円など、設備投資関連株の下落が目立っている。そうした中でも、引け後に第3四半期決算発表を控える安川電は同5.9%安の2575円と下げが際立っている。18年は安川電の決算が同社だけでなく、FA関連や設備投資関連全体に影響を与えたケースがあった。安川電は2月期決算で、3月期決算が多い他の設備投資関連銘柄の先行指標になりやすい。

  日本工作機械工業会は2019年の年間工作機械受注額が前年実績(推定)に比べて12%減の1兆6000億円にとどまるとの見通しを明らかにした。みずほ証券の宮城大和シニアアナリストはこの見通しについてリポートで、「二桁減の需要見通しを示されたが、受注見通しは月平均で1330億円強と直近の11月月次実績(1316億円)を若干上回る水準」と指摘。足元の為替動向などを考慮すると、今回発表された見通しは、「ベストケースに近い印象」としていた。

  取引終了後に公表された安川電の決算では、半導体投資の減速や中国市場の低迷を理由に、通期営業利益予想が従来の590億円から530億円へ下方修正された。市場予想は568億1800万円。一方、今期末の配当予想は26円を維持した。

(最終段落に安川電の決算を追記します.)
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