コンテンツにスキップする

クオンツのショートが相場上昇加速させる―ノムラのマケリゴット氏

  • クオンツファンドは今も空売りのポジションを維持
  • S&P500種が2632.46まで上昇すると買い戻しの可能性

米金融当局のハト派寄りへの転向、米雇用統計の力強い内容、米中貿易協議の進展などが組み合わさり、米国株はクリスマス以降、10%上昇した。センチメントの反転が自動取引の投資家の間でも広がれば、相場上昇に弾みがつくだろうか。

  ノムラ・セキュリティーズのクロスアセットストラテジスト、チャーリー・マケリゴット氏はその可能性があるとみている。同氏によれば、コモディティー・トレーディング・アドバイザー(CTA)として知られるトレンド追随のクオンツファンドは今も空売りのポジションを維持しており、S&P500種株価指数が2632.46まで上昇すると買い戻しが始まる可能性がある。

  同氏はリポートで、こうしたファンドの「最大限のショート」は大半が残っているが、相当額の資金が「買い」に動く「カバー」の水準にますます近づいていると記述した。

  S&P500種は9日、2584.96で終了した。

  マケリゴット氏によれば、今回の上昇局面でクオンツファンドは既に海外市場でショートカバーを始めている。同氏のモデルはCTAがドイツ株の指標のDAXや香港のハンセン指数のショートポジションを縮小させたことを示しているという。

  マケリゴット氏は、株式について「戦術的ショート」が最善策である時期は来るだろうが、今はまだその時期ではないと考えている。

  「現時点では、私が昨年12月終わりから勧めている『戦術的ロング』を維持するべきだ」と論ずる同氏は、CTAのポジションのほかに、近く始まる決算シーズンなどを相場上昇がまだ続くと考える理由に挙げた。

The S&P 500 is nearing a Nomura quant model's `level to buy'

原題:Nomura’s McElligott Sees ‘Max Short’ Trend Quants Speeding Rally(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE