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米政府機関閉鎖、IPOにも影響-SECが発行承認停止で懸念高まる

  • トランプ大統領はIPO推進をSEC委員長に求めてきた
  • いまのところIPOに重大な影響を及ぼす証拠はないと大統領報道官

トランプ米大統領はこれまで、証券取引委員会(SEC)のクレイトン委員長に対し、規制緩和と企業の新規株式公開(IPO)推進を最優先で求めてきた。

  しかし、トランプ大統領は現在、民主党がメキシコ国境の壁の予算を認めない限り政府機関の閉鎖を続ける構えであり、政府閉鎖が続く間はSECは株式発行を承認できない。

  バンカーや証券分野の法律専門家らは、IPOが先送りされる状況に不満を唱えており、SECの閉鎖によって資本調達計画を先延ばしせざるを得ないと訴える企業の数も増えている。このことは政府機関閉鎖が「米国株式会社」に影響を及ぼしつつあることを示唆し、経済成長を自分の政策がうまくいっている証拠だと好んで語るトランプ大統領にとっても不吉な兆候だ。

  株・債券発行の助言を手掛けるJMPグループの共同創業者、カーター・マック社長は「これが大きな問題になり得ることが明らかになりつつある。IPOについては、多くの会社が1-3月(第1四半期)に実施を計画している。財務の体力が落ちてしまえばチャンスはなくなる」と指摘した。

  ホワイトハウスのウォルターズ報道官は、政府機関閉鎖がIPOに影響を及ぼしているとの見解に反論し、トランプ大統領は資本形成の規制制度の改善を強く提唱し、大きく前進させた。いまのところ政府機関閉鎖がIPOに重大な影響を及ぼしている証拠はない」と述べた。

  SECは発表資料で、政府機関の閉鎖前の段階で自社の株式発行計画の早期承認をSECに求めるよう企業に促したと説明。閉鎖前に12件前後の登録届出書を承認したことを明らかにした。

原題:Trump Wants More IPOs. For Now, He Wants Border Wall More (1)(抜粋)

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