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【米国株・国債・商品】株が続伸、FOMC議事要旨がハト派的で

更新日時
  • エネルギー銘柄中心に株は上昇、政府閉鎖継続の見通しで上値は重い
  • 原油は一気に強気相場入り、12月の安値から23%戻す
An American flag is reflected in the window of a building near the New York Stock Exchange.
An American flag is reflected in the window of a building near the New York Stock Exchange. Photographer: John Taggart/Bloomberg
An American flag is reflected in the window of a building near the New York Stock Exchange.
Photographer: John Taggart/Bloomberg

9日の米株式相場は4営業日続伸。12月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で当局者がハト派的な姿勢だったことが明らかになり、買いが優勢になった。ただ、一部の政府機関の閉鎖がしばらく続く見通しが上値を抑えた。米国債は反発、10年債の利回りが低下した。

  • 米国株は4営業日続伸、FOMC議事要旨受け-政府閉鎖で上値重い
  • 米国債は反発、10年債利回り2.71%に低下
  • NY原油は5%高、強気相場入り-減産履行や米中貿易に期待
  • NY金は反発、1オンス=1292ドルで終了

  S&P500種株価指数はエネルギー株主導で約1カ月ぶりの高値を付けた。半導体やハードウエア株が買いを集め、ナスダック総合指数は主要3株価指数で最も上昇率が高い。

  S&P500種は前日比0.4%高の2584.96。ダウ工業株30種平均は91.67ドル(0.4%)上昇し23879.12ドル。ナスダック総合指数は0.9%高。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.71%。

  ニューヨーク原油先物は8営業日続伸。12月の安値から23%戻し、強気相場入りした。石油輸出国機構(OPEC)主導の需給均衡への取り組みを受け、わずか1カ月前に原油を見限った投資家が戻った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は2.58ドル(5.2%)高の1バレル=52.36ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は61.44ドルで終えた。

  サウジアラビアなど主要産油国が先月合意した減産を実際に履行する兆候が買いを誘った。サウジ石油相はこの日、計画は順調だと発言。米中の貿易摩擦解消に向けた取り組みにおける進展も景気見通しを好転させ、原油高に弾みがついた。

  ニューヨーク金先物は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.5%高の1オンス=1292.00ドルで終了。

  昨年12月18-19日開催分のFOMC議事要旨には、多くの参加者が「さらなる政策引き締めに関して辛抱強くなれる余地があるとの見解を示した」と記された。これは、最近の金融市場の激しい動きや経済見通しへのリスクを注視していることを示唆している。
  
  FOMC議事要旨が公表された直後、米国株は大幅上昇。だが、トランプ米大統領の上院共和党との協議が終わった後、上げ幅を縮小した。トランプ大統領は、メキシコ国境の壁建設資金が得られるまで政府閉鎖を続ける方針で共和党は「よくまとまっている」と述べた。大統領は民主党のペロシ下院議長やシューマー上院院内総務らとの会談を退席し、話し合いは「時間の無駄」だったと評した。

  米国債市場では、FOMC議事要旨公表を受けて、短期物が特にしっかりとなった。

原題:Stocks Climb But Fears of Ongoing Shutdown Linger: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Hold Steepening After Fed Minutes as USD Supply Looms
Oil Bounces Back to Bull Market Fueled by OPEC Cuts, Trade Talks

(第7段落以降を追加し、更新します.)
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