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フィアットの和解近い、排ガス不正巡る米刑事捜査終了も-関係者

  • 和解条件には制裁金支払いや社外の監視役起用が盛り込まれる見通し
  • ディーゼル車の不正疑惑巡る民事訴訟でも和解近い-関係者

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、同社が排ガス規制違反を知りながらディーゼル車を販売したかを巡り米司法省と和解に近づいており、2年前からの刑事捜査は終了する可能性がある。事情に詳しい関係者2人が匿名を条件に明らかにした。

  うち1人によると、和解条件にはFCAが投資家に示した水準並みの制裁金支払いが含まれる見通し。またディーゼル車の不正疑惑を巡る民事訴訟でも和解が近いと、3人目の関係者が語った。FCAはディーゼル車のあらゆる調査の関連経費として昨年10月に8億1000万ドル(約880億円)を計上している。

  刑事捜査に関して語った2人によると、和解は月内にも発表される可能性があり、FCAは不正行為を認めることを求められるだろうと1人が述べた。和解の詳細はまだ最終決定しておらず、内容が変わる公算もある。

  関係者の1人によれば、検察側はFCAの和解案策定でフォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正案件を参考にしている。FCAのコンプライアンス(法令順守)プログラムの監視役を社外から起用することも要件になるという。もう一方の関係者によれば、司法省は個人を訴追請求するかをなお検討中だ。

  FCAは観測にはコメントしないと表明した。同社は意図的な不正行為を否定している。司法省もコメントを控えた。

  米環境保護局(EPA)とカリフォルニア州の大気資源委員会は2017年1月、FCAが販売したディーゼル車「ジープ・グランドチェロキー」と「ラム1500」10万4000台に不正ソフトが搭載され、排ガス規制に違反した疑いがあると発表。検察当局が捜査を開始してから数カ月後の同年5月、司法省は大気浄化法違反で同社を民事提訴した。

原題:Fiat Is Said Near Deal to End U.S. Criminal Probe on Diesels (1)(抜粋)

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