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債券上昇、米利上げ鈍化観測受けた米債高・円高で-30年債入札は順調

更新日時
  • 先物は11銭高の152円51銭で終了、現物債は超長期中心に利回り低下
  • 世界経済減速懸念強く、多少高くても買わざるを得ない-三井住友AM

債券相場は上昇。米国の利上げペースが緩やかになるとの観測から米長期金利が低下してドル安が進んだ前日の海外市場の流れを引き継ぎ、買いが優勢だった。この日に実施された30年債入札の順調な結果を受けて、現物債市場では超長期債を中心に利回りが低下した。

  • 長期国債先物3月物の終値は前日比11銭高の152円51銭。一時152円57銭まで上昇
  • 新発10年物353回債利回りは日本相互証券の前日午後3時の参照値と同じ0.025%。2週間ぶり高水準の0.03%で始まり、一時は0.02%に低下

市場関係者の見方

  • 三井住友アセットマネジメントの深代潤執行役員
    • 世界経済は一気に景気後退に陥る状況ではないが、景気減速の懸念が根強い中では多少高くても買わざるを得ない
    • 米経済指標にやや天井感が出ているので、市場が抱く景気下振れ懸念が本当に裏付けられるかを確認していく展開になる

30年債入札

  • 最低落札価格は99円60銭、市場予想の99円55銭を上回る
  • 応札倍率は4.03倍、前回の3.78倍を上回る
  • テール2銭に縮小、前回は5銭
  • 三井住友AMの深代氏
    • 入札はしっかりした結果-大手各社がまんべんなく落札
    • 国内外とも運用難、利回りがあるところには買いが入ってくる
  • 過去の30年債入札の結果一覧

背景

  • 昨年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で当局者らが追加利上げについて声明に記されたよりも慎重な姿勢を示したことが明らかに
  • 円相場は東京時間に1ドル=107円台後半と、4日以来の円高・ドル安水準に
  • 東京株式相場は反落。日経平均株価の終値は前日比1.3%安の2万163円80銭
  • 9日の米国市場では10年物国債利回りが2ベーシスポイント(bp)低い2.71%程度、10日の時間外取引では2.69%前後

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%-0.150%0.025%0.485%0.690%0.810%
前日比 横ばい-0.5bp 横ばい-1.5bp-1.0bp-1.0bp
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