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【米国株・国債・商品】株が続伸、米中協議楽観などで好地合い

更新日時
  • 株は輸送、自動車、通信を中心に買われる、PG&Eは大幅安
  • 原油は7日続伸、50ドルに近づく-OPEC生産抑制観測で

8日の米株式相場は3日続伸。米中通商協議が進展した可能性が注目を集め、買いが優勢になった。ただ、金融セクターはさえなかった。米国債は3営業日続落。

  • 米国株は3日続伸、小型株や輸送関連が高い
  • 米国債は3日続落、10年債利回り2.73%
  • NY原油は3週ぶり高値、米中協議受け需要への楽観強まる
  • NY金は反落、米国株やドルの上昇受け需要が後退

  主要3株価指数が上昇。小型株で構成するラッセル2000指数は、前日に続き上げが目立った。S&P500種株価指数は輸送、自動車、通信といった業種が買われた一方、金融は振るわなかった。個別では、昨年第4四半期の納入実績が堅調となったボーイングが大型株の上げを主導した。一方、公益事業会社PG&Eは、破産法適用申請を検討中との報道を受けて大幅安となった。

Financials stocks lag while other S&P 500 sectors gain

  S&P500種は前日比1%高の2574.41。ダウ工業株30種平均は256.10ドル(1.1%)上昇し23787.45ドル。ナスダック総合指数は1.1%高。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.73%。

  ニューヨーク原油先物は7営業日続伸。米中の通商協議が順調に進んでいるとの米当局者発言が材料視されたほか、石油輸出国機構(OPEC)が生産を抑制するとの観測が強まり、3週間ぶり高値となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は1.26ドル(2.6%)高の1バレル=49.78ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は2.4%高い58.72ドル。

  RBCキャピタル・マーケッツの商品ストラテジスト、マイケル・トラン氏は「市場は明らかに、ひどく売られ過ぎの状態から持ち直している」とコメント。「マクロの見通しは良好で、わずか数週間前に比べ緊急事態という感覚が大きく後退した」と語った。

  ニューヨーク金先物は反落。米国株とドルがともに上昇し、利子を生まない金への逃避需要が後退した。2018年にインドの金の輸入が前年比で20%減ったとの関係者情報も伝わった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.3%安の1オンス=1285.90ドルで終了。

  トランプ米大統領は「中国との交渉は非常にうまく進んでいる!」とツイートし、通商交渉の進展に楽観を示した。一方、米中は通商合意をまとめる用意が依然できていないとの報道もあった。

  マニュライフ・アセット・マネジメントのマクロ戦略責任者、フランシス・ドナルド氏は、米中の貿易関係が改善しつつあることを示唆する材料は「どのようなものでも、地合い改善に大きな一助となる」と語った。

  米財務省がこの日実施した3年債入札が強弱まちまちな内容となる中、米国債は終盤に日中安値をつけた。

原題:Stocks Rise on Enthusiasm for Everything But Banks: Markets Wrap(抜粋)
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(第7段落以降を追加し、更新します.)
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