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世銀、今年の世界成長予想2.9%に下げ-貿易摩擦などリスク警戒

更新日時
  • 日本の成長率予想は0.9%と昨年6月時点から0.1ポイント上方修正
  • 世界経済に対する下向きリスクが深刻化していると指摘

世界銀行は8日、貿易と投資の伸び鈍化や金利上昇が新興市場国を中心に成長の勢いを奪う中で、世界経済の成長予想を下方修正した。

  世銀は最新の世界経済見通しで、貿易摩擦の激化と「無秩序な」市場の動きに伴う脅威など、世界経済に対する下向きリスクが深刻化していると指摘し、新興国市場と新興諸国で債務の脆弱(ぜいじゃく)性が増しているとの認識を示した。

  世銀は2019年の世界経済の成長率を2.9%と予測し、昨年6月時点の見通し(3%)を0.1ポイント下方修正した。今年の成長率は昨年の3%を下回る見込み。

  また、日本の成長率予想を昨年6月時点の0.8%から0.9%に0.1 ポイント上方修正する一方、米国は2.5%で据え置いた。ユーロ圏は1.6%、中国は6.2%といずれも0.1ポイント引き下げ。新興諸国の成長率見通しは4.2%と0.5ポイント下方修正された。

  世銀は「グローバル経済の見通しは暗くなった。世界的に資金調達環境が引き締まり、工業生産は減速し、貿易を巡る緊張が増大しており、一部の主要な新興国市場と新興国経済は著しい金融市場のストレスを経験している」と分析した。

Losing Some Steam

The World Bank expects GDP growth to ease globally and in major economies

Source: World Bank's January 2019 report

Note: Data for 2018 are estimates. Data for 2019-2021 are forecasts.

原題:World Bank Cuts Global Growth Outlook as Trade Expansion Falters(抜粋)

(日米など地域別の成長率見通しを追加して更新します)

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