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1月8日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数が反発、トランプ大統領が米中協議を楽観視

  8日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が4営業日ぶりに上昇。米中貿易協議の方向性に対して楽観が広がる中、米株式相場が上昇した。市場は米政府機関閉鎖に関するトランプ大統領のテレビ演説に備えている。

  トランプ大統領は自身が提案したメキシコ国境の壁を巡って民主党と対立している中、演説を実施する。同演説を利用して国家緊急事態を宣言することは見込まれていない。政府機関の一部閉鎖で経済指標の発表が遅れ始めており、昨年11月の貿易収支統計の発表も延期された。

  トランプ氏はまた、北京で開催の米中通商協議について「非常に順調」だとツイート。当初は8日まで2日間の予定だった協議は9日も継続されることになった。

  ニューヨーク時間午後4時56分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。一時は0.3%上昇する場面もあった。ドルは主要10通貨に対してほぼ全面高となった。ドルは対円ではほぼ変わらずの1ドル=108円76銭。対ユーロでは0.3%高の1ユーロ=1.1440ドル。円は対ユーロで0.3%上げて1ユーロ=124円42銭。

  ユーロが下げた背景には、ドイツの鉱工業生産指数とユーロ圏景況感指数が市場予想を下回ったことがある。

  米3年債の入札が低調だったことを受け、米国債利回りは3営業日連続で上昇した。

欧州時間の取引

  ユーロが4営業日ぶりに下落。ドイツの鉱工業生産指数とユーロ圏景況感指数が市場予想を下回ったことが重しになった。トランプ大統領のテレビ演説を控え、ドルは広範に持ち直した。
原題:Dollar Rises With Risk Appetite Amid China Talks: Inside G-10(抜粋)
Euro Rally Capped by Weak Data as Dollar Steadies: Inside G-10 (抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が続伸、米中協議楽観などで好地合い

  8日の米株式相場は3日続伸。米中通商協議が進展した可能性が注目を集め、買いが優勢になった。ただ、金融セクターはさえなかった。米国債は3営業日続落。

  • 米国株は3日続伸、小型株や輸送関連が高い
  • 米国債は3日続落、10年債利回り2.73%
  • NY原油は3週ぶり高値、米中協議受け需要への楽観強まる
  • NY金は反落、米国株やドルの上昇受け需要が後退

  主要3株価指数が上昇。小型株で構成するラッセル2000指数は、前日に続き上げが目立った。S&P500種株価指数は輸送、自動車、通信といった業種が買われた一方、金融は振るわなかった。個別では、昨年第4四半期の納入実績が堅調となったボーイングが大型株の上げを主導した。一方、公益事業会社PG&Eは、破産法適用申請を検討中との報道を受けて大幅安となった。

  S&P500種は前日比1%高の2574.41。ダウ工業株30種平均は256.10ドル(1.1%)上昇し23787.45ドル。ナスダック総合指数は1.1%高。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.73%。

  ニューヨーク原油先物は7営業日続伸。米中の通商協議が順調に進んでいるとの米当局者発言が材料視されたほか、石油輸出国機構(OPEC)が生産を抑制するとの観測が強まり、3週間ぶり高値となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は1.26ドル(2.6%)高の1バレル=49.78ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は2.4%高い58.72ドル。

  RBCキャピタル・マーケッツの商品ストラテジスト、マイケル・トラン氏は「市場は明らかに、ひどく売られ過ぎの状態から持ち直している」とコメント。「マクロの見通しは良好で、わずか数週間前に比べ緊急事態という感覚が大きく後退した」と語った。

  ニューヨーク金先物は反落。米国株とドルがともに上昇し、利子を生まない金への逃避需要が後退した。2018年にインドの金の輸入が前年比で20%減ったとの関係者情報も伝わった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.3%安の1オンス=1285.90ドルで終了。

  トランプ米大統領は「中国との交渉は非常にうまく進んでいる!」とツイートし、通商交渉の進展に楽観を示した。一方、米中は通商合意をまとめる用意が依然できていないとの報道もあった。

  マニュライフ・アセット・マネジメントのマクロ戦略責任者、フランシス・ドナルド氏は、米中の貿易関係が改善しつつあることを示唆する材料は「どのようなものでも、地合い改善に大きな一助となる」と語った。

  米財務省がこの日実施した3年債入札が強弱まちまちな内容となる中、米国債は終盤に日中安値をつけた。
原題:Stocks Rise on Enthusiasm for Everything But Banks: Markets Wrap(抜粋)
USTs Sell Off for Third Day, Ending Weak After Soft 3Y Sale
Oil Climbs to 3-Week High as Trade Talks Fuel Demand Optimism
PRECIOUS: Gold Plummets as Investors Pounce on Equities Gains

◎欧州債:イタリア債が下落、ドイツ債は下げ幅縮小

  8日の欧州債はイタリア債が供給を控えて下落。ドイツ債は下げ幅を縮小した。

  • イタリア債は下落。ロイターが関係者の情報を基に報じたところによると、シンジケート団を通じて新規の15年債を発行する準備を進めている
  • ドイツ債は下げ幅を縮小。この日はオランダ、オーストリア、ドイツ、ベルギーで国債入札があり、ベルギーの10年債入札は記録的な需要を集めた
  • ドイツ10年債利回りは1bp上げて0.23%、フランス10年債利回りは1bp上昇して0.73%、イタリア10年債利回りは6bp上昇の2.96%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Fall, Bunds Trim Loss; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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