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ウォール街モデルが示唆、S&P500下落は利益急減のリスク警告か

  • 株式相場は9%の減益を反映-JPモルガン
  • 年間利益率は23年末まで3.7%に-ゴールドマンのモデルが示唆

今年は利益の伸びが鈍る見通しであることは誰もが認識している。それにしても、どの程度鈍るのだろうか。株式市場に深く根付いたシグナルを見ることによってこの質問に答えようとするアナリストらは、気掛かりな数字を見いだしている。

  過去の例で判断すれば、S&P500種株価指数が昨年9月20日から今年1月3日までの期間に16%下落したのは、投資家が2019年のリセッション(景気後退)および利益の9%減少を50%を超える確率で織り込みつつあることを反映していると、ニコラオス・パニギリツオグル氏率いるJPモルガンのストラテジストはリポートで指摘した。デービッド・コスティン氏らゴールドマンのストラテジストによると、別のアプローチである配当割引モデルは市場参加者が2023年末までの年間の利益成長率を3.7%と見込んでいることを示唆している。

Profit Slowdown

S&P 500 earnings growth expected to decelerate in 2019

Source: Bloomberg

  いずれも、個別株アナリストの予想コンセンサスからかけ離れている。予想コンセンサスは1月4日時点で、S&P500種構成銘柄の利益は今年7.7%の増加となっている。両予想はともに、S&P500種銘柄の2018年の20%超増益率から大幅な下方シフトだ。

  こうしたかい離は、来週から始まる決算シーズンの重要性を高めている。市場は個別株アナリストの見通しの中にまだ表れていない弱さを既に理解しているのだろうか。あるいは、12月としては株式にとって大恐慌以来の最悪となった中でボラティリティが先走りしてしまったのかもしれない。

  アライアンスバーンスタインの資産・投資戦略責任者、キャシー・フィッシャー氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「市場は方向性を探している」と発言。「今後数週間に見られる決算は、一定の方向感を与える非常に重要なものになる」と述べた。

Analysts have cut forecasts for 2019

原題:Wall Street Models Had S&P 500 Flagging Risk of Profit Collapse(抜粋)

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