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債券下落、リスク選好の流れ継続ー日銀オペ結果受け需給緩和を意識

更新日時
  • 長期金利が0.025%、新発20年債利回りは0.500%にそれぞれ上昇
  • 10年入札無難だったが、オペ結果は荷もたれ感を示す-SMBC日興

債券相場は下落。リスク選好の動きを受けて前日の米債相場が続落した流れを引き継ぎ、売りが先行した。日本銀行による国債の長期ゾーンを対象とした買い入れオペの結果から需給緩和が意識されたことも相場の重しになった。

  • 長期国債先物3月物は前日比9銭安の152円40銭で終了。一時は152円33銭まで下落
  • 10年物353回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高い0.025%と、新発債としては昨年12月27日以来の水準
  • 20年物166回債利回りは2bp高い0.50%と、昨年12月28日以来の水準


市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 世界経済への不安感を背景とした金融市場のオーバーシュートは一服したとの見方が多く、円債相場はマイナス圏で一進一退
  • 前日の10年債入札は無難にこなしたが、今日のオペ結果は応札倍率も高く弱めで、荷もたれ感を示す
  • 明日の30年債入札は金利水準が低くボラティリティーは高い状況で、オープン外債投資の観測もあるが、40年債の底堅さが支え

国債買い入れオペ

  • 対象は残存期間5年超10年以下、買い入れ額は4300億円で据え置き
  • 応札倍率は3.28倍と昨年8月以来の高水準
  • 野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
    • 海外勢の先物買いがいったん止まっており、強気になれない投資家がとりあえず売ったのだろう
  • SMBC日興証券の竹山氏
    • 10年債のオペ対象外は350回債まで広げられたままだが、最近のオペであまり落札されていない銘柄で実質的な影響は限られる
  • 過去の国債買い入れオペの結果一覧 

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%-0.145%0.025%0.500%0.700%0.820%
前日比横ばい+0.5bp+1.5bp+2.0bp+1.5bp+1.0bp
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