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トランプ大統領が仕掛けた貿易戦争、米経済の痛みとなる3つの理由

  • 今のところ中国への影響が大きいがこれから米経済に跳ね返る公算
  • BofAのエコノミストがリポートで指摘した

トランプ米大統領が中国に仕掛けた貿易戦争は、米経済に真の痛みをもたらしつつあるとバンク・オブ・アメリカ(BofA)のエコノミストは指摘する。

  報復関税合戦はこれまでのところ中国の成長を大きく損ねる一方、米国への大きな影響は目立たないようだが、今後数カ月でこうした状況が変わる可能性が高い3つの理由をイーサン・ハリス、アディトヤ・バビ両氏が4日のリポートで挙げた。

  • 消費者に広く使われる製品への関税賦課を回避しようとトランプ政権は容易に代替できない商品への追加関税を免除したが、その後に貿易戦争がエスカレートすれば「痛みはずっと大きくなる」
  • 米国の減税と政府支出拡大による景気刺激効果が薄れる中で、貿易戦争が米消費者および投資家の信頼感にますます影響を及ぼしつつあるようだ
  • 財政的にも金融政策面でも「政策を緩和する余地が限られている」米国とは対照的に、中国は「景気刺激の手段を総動員」している。米国では政府と議会が対立し、財政による刺激策の可能性は低く、失業率がすでに相当低いため連邦準備制度は利下げに消極的だろう

  両エコノミストは「中国の減速ペースは今は米国より速いものの、春までに中国経済は上向き始めるとみている。米減速が続いてもだ」と記した。「貿易戦争では誰もが敗者だ」としている。

原題:Three Reasons Why Trade War Will Become a Pain for U.S. Economy(抜粋)

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