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ドル・円上昇、リスク回避の巻き戻しで一時109円ちょうど

更新日時
  • 日本株の上げ幅拡大に伴い、午後に約1週間ぶり高値まで上値伸ばす
  • フロー主導で行き過ぎた相場の修正が進んでいる-みずほ証

東京外国為替市場のドル・円相場は続伸。日本株の上昇を背景にリスク回避の巻き戻しが進み、一時約1週間ぶりとなる1ドル=109円台を付けた。

  • ドル・円は8日午後3時現在、前日比0.1%高の108円79銭。仲値公示後に一時108円51銭まで弱含むも、午後に109円ちょうどまで上昇
  • ドルはカナダドル以外の主要通貨に対して反発。対ユーロでは1ユーロ=1.1485ドルから1.1432ドルまで上昇する場面も 
3日の急落前の水準を回復

市場関係者の見方

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト

  • ドル・円は週初の高値108円78銭を抜けたことでストップを付けたのではないか。フロー主導で行き過ぎた相場の修正が進んでいる
  • 米経済に対する悲観論もリセッション入りまで見るのは気が早い。ドル・円は年末に位置していた109円台くらいまでは戻しそう

三井住友銀行市場営業部NYトレーディンググループの下村剛グループ長

  • 米中双方が前向きな形で通商協議が進展していることはサポート材料
  • 米中協議が現状のポジティブなスタンスを確認したまま次回に引き継がれ、米政府閉鎖で解決に向けた動きが見られれば、センチメント改善にもう一段の後押しとなり、ドル・円もまずは3日の急落前の戻り高値、109円半ばぐらいまでは行けるだろう

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • 先週のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言で、株はかなり安心感が出て反発しているが、米金利は戻したとはいえ10年で2.6%台。金利差を見ながらのドル買いは入りづらくなっており、リスクオンになったとしてもドル・円の上昇は限定的になる

背景

  • 8日の東京株式相場は前日の米株高を受けて続伸。午前に伸び悩む場面も見られたが、午後に騰勢を強め、日経平均株価は一時300円超の上げ
  • 7日から中国・北京で始まった米中通商協議には、中国側から習近平国家主席の経済ブレーンである劉鶴副首相が出席
  • トランプ米大統領は8日夜(日本時間9日朝)にテレビ演説を行う計画で、10日にはメキシコ国境を訪問する予定
    • トランプ大統領は3週目に入った政府機関の一部閉鎖を終わらせる協議の成り行き次第で、議会の承認なしでメキシコ国境に壁を建設するため国家緊急事態を宣言する可能性を示している
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