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製薬業界に新たなM&Aの波か、ギリアドやファイザーの幹部が示唆

  • ギリアドはM&A重視を表明、ファイザーも資産取得に関心示す
  • リリーとブリストル、バイオ医薬品メーカーの買収を相次いで発表

米製薬会社が合併・買収(M&A)に新たな意欲を示している。ここしばらくは既存製品に焦点を絞る方針を維持していた。

  米イーライ・リリーは7日、 米バイオ医薬品企業ロクソ・オンコロジーを現金約80億ドル(約8700億円)で買収すると発表。その数日前には米ブリストル・マイヤーズ・スクイブが米セルジーンを現金と株式交換を組み合わせた740億ドルでの買収に合意したと発表していた。

  一部のライバル企業からは、こうした流れに追随したい意向が見られる。

  米ギリアド・サイエンシズのロビン・ワシントン最高財務責任者(CFO)は7日、サンフランシスコで開催されたJPモルガン・ヘルスケア会議で、「当社は何よりもM&Aを重視している」と発言。一部債務を返済し、自社株買いを検討する可能性もあるが、合併は同社の「最重要の焦点」になるだろうと述べた。

  米ファイザーも自社の成長オプションに買収を含めると表明。アルバート・ボーラ最高経営責任者(CEO)は同社が開発し、既存のパイプラインに追加できる中・後期段階の資産の取得に関心があると語った。

  M&Aを巡る動きが活発になる中、バイオテクノロジー関連株は軟調に推移。ナスダック・バイオテクノロジー株指数は昨年9月1日以降に約13%下げている。
    
  サントラスト・ロビンソン・ハンフリーのアナリスト、ピーター・ローソン氏は7日、顧客向けリポートで、「バイオテクノロジー部門の強固なファンダメンタルズを引き続き信じており、昨年10月以降の株価下落で過去2年間の上げが帳消しになった状況により、質の高いバイオテクノロジー企業の一部を取得する好機が訪れたとみている」と指摘した。

原題:Gilead, Pfizer Execs Suggest Even More Pharma M&A Is on Way (1)(抜粋)

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