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S&P500種に危険なしと判断するのは時期尚早ーモルガンS

  • 金融当局はハト派的論調からハト派的行動にシフト必要-ウィルソン
  • BofAとシティは押し目買いを投資家に呼び掛け
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株の2週間にわたる上昇でもウォール街で広く注目されるストラテジストの中の1人は、市場に対する慎重な見方を取り下げるには至っていない。

  モルガン・スタンレーの米国株担当チーフストラテジスト、マイク・ウィルソン氏は最新の顧客向けリポートで、株式にはさほど悲観的ではないものの、押し目買いを期待する投資家はアップルの売上高に関する警鐘や米製造業の指標の落ち込みが悪材料の出始めにすぎない可能性に注意すべきだと述べた。同氏は2018年に「ローリング・ベア(弱気相場が順繰りに巡る)」と予想し、的中していた。

  同氏はリポートで「バリュエーション(株価評価)やセンチメント、ポジショニングを基にすると、1年前より確かに建設的だが、まだ危険なしの信号を出す時期ではないと思う」と述べ、 「先週の弱いPMI指数やアップルの売上高見通し下方修正が単独の事象とは言えそうにない」と付け加えた。

Morgan Stanley says equity rout not over while Citi, BofA urge buy the dip

  こうしたウィルソン氏の見方は、バンク・オブ・アメリカ(BofA)シティグループのストラテジストとは対照的で、両行は4日、市場心理の悪化に言及し、投資家に押し目買いを呼び掛けた。S&P500種は4日に3.4%上昇し、クリスマス後の値上がりは8%近くに達した。昨年12月の雇用の増加に加え、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が政策運営に関して柔軟な姿勢を示すとともに、金融市場に当局は「注意深く耳を傾けている」と発言したのが好感された。

  ウィルソン氏は「米金融当局はよりハト派的論調から、よりハト派的な行動(利上げやバランスシート縮小の停止)にシフトする必要がある」と指摘。同氏はさらに、昨年10-12月(第4四半期)の決算発表シーズンが迫る中でアップルのような業績予想下方修正の発表が続く可能性にも言及した。また、S&P500種は2600ー2650を上回る水準で上昇を維持するのは難しく、それがここにきて上値抵抗線になっていると分析した。

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原題:Morgan Stanley Says Too Early to Call All Clear on S&P 500(抜粋)

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