テスラ、上海工場を着工-冷たい雨の中でSFのような起工式

  • 上海工場は同社にとって米国外で初の生産拠点となる
  • テスラは初期工事を年央までに完了し、年内の生産開始を目指す

電気自動車(EV)メーカー、米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は7日、上海郊外にある広大な荒れ地で雨の中、同社にとって米国外で初の生産拠点となる工場の起工式に臨んだ。

  マスク氏は普段と同じく楽観的で自信のある態度を示した。同氏の横にはテスラの中国への足掛かりを支援しようとする中国当局者らが並んだ。テスラは新工場で「モデル3」の年内生産開始を目指している。

イーロン・マスクCEO(1月7日)

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

  午前中は激しい雨に見舞われ、ブルドーザーで整地された区画は大きくぬかるんだ。新たに敷かれた道は冷たい風が吹く中で、テスラの文字が記された赤い門や数十の旗で飾られた。遠く離れた道の片側には青色のクレーン8機が灰色の空を背に1カ所に並べられた。コートや傘、ゴム長靴が必需品だった。その場に高価なものと認識できるものは何もなかったが警察官が警備に当たった。

テスラの工場が建設される現場

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

  長い時間とどまりたいとは誰も思わないような場所だが、マスク氏は壇上で上海市長ら地元政府の高官に囲まれ喜びに満ちていた。サイエンスフィクション(SF)のような光景だった。

  テスラは着工した上海工場の初期工事を年央までに完了させ、年末までに生産体制を整えたい考え。生産能力は大中華圏向けのモデル3と「モデルY」の計50万台。

起工式会場の入り口

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

原題:Elon Musk Sees a Future in China for Tesla, and It’s Muddy (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE