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債券続落、リスク回避一服で売り優勢-10年入札通過も株高・円安重し

更新日時
  • 長期金利はマイナス0.005%、一時ゼロ%と3営業日ぶり水準に上昇
  • 10年以下のゾーンは株高・円安に対して極めて脆弱-パインブリッジ

債券相場は続落。前日の海外市場でリスク回避の巻き戻しが継続した流れを引き継ぎ、売りが先行した。この日に実施された10年利付国債入札は順調に通過したものの、国内市場での株高・円安が相場の重しとなった。

  • 長期国債先物3月物の終値は前日比21銭安の152円49銭。一時は152円43銭まで下落
  • 10年物352回債利回りは一時、日本相互証券の前日午後3時の参照値より2ベーシスポイント(bp)高いゼロ%に上昇

市場関係者の見方

  • パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
    • ドル・円相場の上昇などを受けて債券は売り優勢
    • 国庫短期証券3カ月物の入札が弱い結果となったことで海外勢の需要減退が確認され、中短期ゾーンが軟調
    • 5年債が弱いと先物が売られやすくなるため、10年以下のゾーンは株高・円安に対して極めて脆弱(ぜいじゃく)な状況にある

10年債入札

  • 最低落札価格100円83銭、市場予想は100円82銭
  • 応札倍率4.04倍、前回は3.82倍
  • テール1銭、前回は3銭
  • 野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
    • 10年債入札は順調な結果に終わった
    • 10年債利回りが再びマイナスで推移してしまうリスクを考えると、ゼロ%近辺でも買っておきたい
    • フェデラルファンド(FF)金利先物はき続き2020年の米利下げを織り込んでおり、円債に関しても金利が上昇する絵が描きにくい
  • 過去の入札結果

背景

  • 東京株式相場は続伸。日経平均株価の終値は前日比0.8%高の2万204円04銭
  • 外国為替市場ではドル・円相場が一時1ドル=109円00銭と、4営業日ぶりの水準までドル高・円安が進行
  • 7日の米国市場では、米中通商協議への期待感などを背景にダウ工業株30種平均が前日比0.4%高の23531.35ドルで終了。米10年物国債利回りは3bp上昇の2.70%程度

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%-0.150%-0.005%0.480%0.685%0.810%
前日比+2.0bp+2.5bp+1.5bp+1.0bp+0.5bp+0.5bp
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