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1月7日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル3日続落、株高などでリスクテーク意欲が改善

  7日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が3営業日続落。米中貿易協議に対する楽観から、株式相場が上昇した。

  中国が大豆の購入を再開したとの報道もリスクセンチメントの支えになった。ポンペオ米国務長官は北朝鮮問題に関して中国は良いパートナーであるとの認識を示した。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は8日に中国を訪問する見通しだ。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は昨年10月半ば以来の低水準をつけた。ドルは円を除く対主要通貨で全面安となった。一方、資源国通貨は上昇。ニューヨーク原油先物が再びバレル当たり50ドルに向かって値上がりしたことが追い風。

  米供給管理協会(ISM)が7日発表した12月の非製造業総合景況指数は57.6と、5カ月ぶりの低水準となった。市場予想の中央値は58.5だった。ただ、米国債利回りは上昇。市場は国境警備に関する8日夕のトランプ大統領の演説を待っている。

  この日リスク資産が上昇した背景には、先週の中国人民銀による市中銀行の預金準備率引き下げや、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のハト派的な発言もある。パウエル議長は金融政策を柔軟に運営していく方針を示し、当局者は金融市場に「注意深く耳を傾けている」と述べた。

  ニューヨーク時間午後4時25分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。ドルは対円で0.2%上昇の1ドル=108円67銭。対ユーロでは0.7%安の1ユーロ=1.1475ドル。円は対ユーロで0.9%下げて1ユーロ=124円71銭。

欧州時間の取引

  米金融当局が利上げを停止するとの観測が引き続きドルの重しになった。米金融当局者のハト派的な発言や力強い米雇用統計、中国の金融緩和を背景に、リスク資産は支えられ、資源国通貨は上昇。ドイツの製造業受注指数は軟調だったものの、ユーロは上げ幅を拡大した。
原題:Dollar Drops for 3rd Day as Risk Appetite Improves: Inside G-10(抜粋)
Dollar Retains Bearish Tone, Pound Vols Stay Bid: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が続伸、小型株やハイテク買われる

  7日の米株式相場は続伸。米中通商協議が再開される中で小型株やテクノロジー株を中心に買われたが、午後には上げ幅をやや縮小した。前週末のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のハト派的発言が引き続き消化される中、米国債は続落。

  • 米国株は続伸、小型株やハイテク株に買い
  • 米国債は続落、10年債利回り2.70%
  • NY原油は6日続伸、米中通商協議の再開や供給懸念後退で
  • NY金は反発、ドル下落や中国の金準備高増加に反応

  主要3株価指数が全て上昇。S&P500種株価指数は日中、小売り、自動車、衣料品といった業種が買われ、1.4%高となる場面があった。アマゾン・ドット・コムは3.4%上昇し、時価総額でマイクロソフトを追い越した。

  S&P500種は前週末比0.7%高の2549.69。ダウ工業株30種平均は98.19ドル(0.4%)上昇し23531.35ドル。ナスダック総合指数は1.3%高。ニューヨーク時間午後4時57分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.70%。

  ニューヨーク原油先物は6営業日続伸。ここ1年5カ月余りで最長の上昇局面となった。米中間で通商協議が再開したことや、原油供給のだぶつきが回避されるとの楽観が追い風となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は56セント(1.2%)高の1バレル=48.52ドルと、3週間ぶりの高水準で終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は0.5%高い57.33ドル。

  ニューヨーク金先物は反発。ドルが下落したほか、昨年12月に中国の金準備高がここ2年余りで初めて増えたことが背景。米金融当局が利上げを一時停止するとの観測も金を押し上げた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.3%高の1オンス=1289.90ドルで終了。

  株価指数で特に上げが目立ったのは、小型株で構成するラッセル2000指数(1.8%高)だった。通信サービスや半導体などの上昇により、ナスダックの指数も1%を超える値上がりとなった。

  ロバート・W・ベアードの株式セールストレーダー、マイケル・アントネリ氏は「何としても確かめたいのは、ラッセル2000のような指数が他をアウトパフォームするという類いのことだ」とコメント、「非常にリスキーな資産がはっきり反騰するところを見たい」と語った。
原題:Stocks Climb as Investors Turn to Small-Caps, Tech: Markets Wrap(抜粋)
Oil Caps Longest Gain in 17 Months on New Trade Talks, OPEC Cut
PRECIOUS: Gold Gains on Fed’s Monetary Message, China Buying

◎欧州債:ドイツ債が上げ失う、米国株上昇で-準中核国債は軟調

  7日の欧州債はアイルランドを中心に準中核国債が軟調だった。シンジケート団を通じた国債発行が発表される可能性が背景にある。米国株が取引開始時から上げ幅を拡大すると、ドイツ債は上げを失った。英国債は堅調維持。

  • ドイツの製造業受注が低調な結果となり、ユーロ圏で景気が減速している兆候が強まったことを受け、ドイツ債は朝方に上昇していた
  • ポルトガル、スペイン、ベルギー、ギリシャ、イタリアおよびアイルランドはシ団による国債発行が見込まれている
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bund Rally Dissipates as Stocks Gain; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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