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クレジット市場の投資家、スプレッドの大幅拡大に今も身構え

クレジット市場は一見したところではますます穏やかになっているが、その下には怪物が横たわっている。リスクプレミアムを2年ぶりの水準に急上昇させるような相場急落に、オプショントレーダーが備えているのだ。

  米社債の現物市場でスプレッド(利回りの上乗せ幅)は縮小し始め、大半の資産にとって厳しい一年の後に起きた株式の安堵(あんど)をもたらすラリーに追随している。だが、クレジット・デリバティブでは懸念が今も色濃く、スプレッドが急拡大する確率の高まりを指標は示唆している。

U.S. corporate bond premiums start to shrink

  北米企業125社のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)が構成するマークイットのCDX北米投資適格債指数のオプションは、同指数が125ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)以上になる確率が9%あることを織り込んでいると、JPモルガン・チェースのアナリストらは指摘した。これは現在の水準を40bp余り上回る。同確率は昨年11月にはわずか3%と示されていた。

  JPモルガンのアナリストは4日付の顧客向けリポートで、オプション市場が示唆する確率は「ますますファットテールの(裾の重い)」分布になっており、これは「テールイベント実現に対する市場期待の高まりを示している」と指摘した。

Rising Tail Risk

  CDS指数オプションの取引は、金融危機に続く数年で急増したと言われる。投資家はこの時期、クレジット市場の広範な相場上昇をヘッジする便利な手段を求め、現物債市場の流動性が欠如しているとの不満を頻繁に漏らしていた。

原題:Credit Investors Are Still Braced for a Blow-Out in Spreads(抜粋)

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