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米フォード、GMやトヨタとは別路線-コネクテッドカー技術で

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  • フォードは22年から米国の新モデル全てにCーV2X技術を採用
  • GMやトヨタがコネクテッドカー技術で採用するのはDSRC
Ford May Not Be the Last to Terminate a U.S. Model Over Tariffs

Photographer: Qilai Shen / Bloomberg

Ford May Not Be the Last to Terminate a U.S. Model Over Tariffs

Photographer: Qilai Shen / Bloomberg

米自動車メーカー、フォード・モーターは「話す車」の技術でゼネラル・モーターズ(GM)やトヨタ自動車と別の路線を目指す。これは自動車事故死の減少や渋滞解消につながり得るほか、マクドナルドなどファストフードのドライブスルーでの注文が容易になる可能性がある。

  フォードは7日、2022年から米国の全ての新モデルにC-V2X技術を採用すると発表した。CーV2Xはコネクテッドカー技術の1つで、フォード車同士で道路の障害物について情報交換をしたり、車の流れをスムーズにするよう停車ランプと交信したり、ドライブスルーでのファストフードの買い物の際に自動で支払いを行うことができる。

  米当局はまだ次世代移動通信「5G」に対応するCーV2Xにゴーサインを出していないため、フォードの発表は物議を醸すことになりそうだ。米政府はCーV2Xと競合するWi-Fi技術であるDSRCに多額の投資をしており、同技術はGMやトヨタが採用している。フォードはCーV2Xが車同士のコミュニケーションの最善のソリューションとして一段と採用されるよう努めていく方針を表明した。

  フォードのコネクテッドカー・プラットフォームのエグゼクティブディレクター、ドン・バトラー氏はインタビューで、「これをきっかけに他社が再評価したり、この方向に決めたりすることをわれわれは望んでいる」とした上で、「われわれはトヨタやGM、ホンダと共に何年もDSRCを検討してきた。従って、DSRCを却下するのはわれわれにとってたやすいことではなかった。しかし、今後の技術を考慮すればこれが正しい一歩だとわれわれは考える」と論じた。

  バトラー氏はまた、通信各社がスマートフォンユーザー向けの既存のセルラーネットワークの補修で既に携帯電話基地局の改修や道路沿いのアンテナ設置に巨額投資をしていることから、現行のブロードバンド技術より10倍速い5Gこそが最も簡単かつ最も優れたソリューションだと述べた。DSRCの場合は新たなインフラ整備に大規模な政府投資が必要となる。

  フォードは今年中に全ての新モデルにセルラーモデムを装備する計画であり、CーV2X技術はそれを基に進めることになる。調査会社IHSマークイットによれば、世界のコネクテッドカー販売は23年までに7250万台と、販売総数の3分の2強を占める見通し。15年のコネクテッドカー販売台数は2400万台だった。

原題:Ford Breaks With GM, Toyota on Future of Talking-Car Technology(抜粋)

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