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債券反落、リスク選好の流れで売り優勢-日銀買いオペ結果も重し

更新日時
  • 好調な米雇用情勢確認して各市場に落ち着き、調整売り-岡三証
  • 日銀国債買いオペ、1ー3年の応札倍率が昨年10月以来の高水準

債券相場は反落。米国雇用統計が予想を上回ったことや米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受けてリスク選好が強まった海外市場の流れを引き継ぎ、売りが先行した。日本銀行がこの日実施した国債買い入れオペで売り圧力の強さが示されたことも重しとなった。

新発10年物352回債利回りは一時、日本相互証券の前週末午後3時の参照値より2ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.02%
長期国債先物3月物の終値は前営業日比14銭安の152円70銭。この日の安値152円52銭で始まり、一時152円73銭まで戻したが、午後はオペ結果を受けて頭打ち

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 年初の米利下げ織り込みや株安・円高はやや行き過ぎていたが、好調な米雇用情勢を確認して各市場が落ち着いた
  • 債券はきょうは調整売りが優勢だが、世界経済の先行き不透明感が払拭されるには至らないので、需給面の良さもあって金利が上がっていく環境ではない
  • 先行きの米経済が市場の懸念通り減速するのか、思ったほど減速しないのがFRBの金融政策にも影響するので注目していく

背景

  • 7日の日経平均株価は477円01銭(2.4%)高の2万0038円97銭
  • 4日の米10年物国債利回りは11bp高い2.67%程度
  • 4日のダウ工業株30種平均は3.3%高の23433.16ドル-米利上げ休止の観測などで

日銀オペ

  • 残存1年超3年以下と3年超5年以下、10年超25年以下、25年超が対象。オファー額は全ゾーンとも据え置き
  • 応札倍率は1年超3年以下が3.46倍と昨年10月以来、10年超25年以下と25年超は昨年11月以来の高水準-市場での売り圧力の強まりを示唆
  • 岡三証の鈴木氏
    • 高値警戒感もある相場水準で10年債と30年債の入札を控え、利益確定狙いの応札が多かったようだ
  • 国債買い切りオペ結果の一覧表

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.170%-0.170%-0.020%0.470%0.680%0.810%
前週末比+1.0bp+2.0bp+2.0bp+2.5bp+2.5bp+3.0bp
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