米国株が大幅高、雇用統計やFRB議長発言で

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Photographer: Drew Angerer/Getty Images North America
Photographer: Drew Angerer/Getty Images North America

4日の米株式相場は大幅高。一方でドル、米国債、金は下落した。経済や金融政策、貿易面での緊張を巡り明るいニュースが伝わったことから、リスク選好の地合いが強まった。

  • 米国株は大幅高、雇用統計やFRB議長発言受け
  • 米国債は下落、10年債利回り2.67%
  • NY原油は上昇、雇用統計やFRB議長発言で
  • NY金は3日ぶりに下落、雇用統計受け逃避需要が後退

  米雇用統計の好調を受けて、株式相場は寄り付きから大きく上昇した。昨年12月の米雇用統計では雇用者と賃金の伸びが加速し、労働参加率も上昇。リセッション(景気後退)懸念が後退した。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、政策運営に関して柔軟な姿勢を示したほか、当局は金融市場に「注意深く耳を傾けている」と述べたことに反応し、株価は上げを拡大した。

  FTSEラッセルのグローバル市場調査担当マネジングディレクター、アレック・ヤング氏は「12月雇用統計の力強い内容は、株式相場にはポジティブだ。投資家の最大の懸念は成長減速だったからだ」と指摘。「堅調な雇用の伸びは、そうした懸念を和らげる上で助けとなる。数年ぶりという力強い雇用の伸びを目にしており、リセッション懸念に同意するのは難しい」と述べた。

  S&P500種株価指数は前日比3.4%高の2531.94。ダウ工業株30種平均は746.94ドル(3.3%)上昇し23433.16ドル。ナスダック総合指数は4.3%高。ナスダック100指数は4%を超える上げ。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時58分現在、10年債利回りが11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.67%。

  ニューヨーク原油先物は上昇。国際指標である北海ブレント原油も値上がりした。米雇用統計やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のハト派寄りの発言が手掛かりとなった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は87セント(1.9%)高の1バレル=47.96ドル。週間ベースでは5.8%高。ロンドンICEの北海ブレント3月限は前日比1.11ドル(2%)上げて57.06ドル。週間では9.3%高と、2016年12月以降で最大の上げ。

  ニューヨーク金先物は3日ぶりに下落。米雇用統計が力強い内容となったことから、安全資産としての金の需要が低下した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.7%安の1オンス=1285.80ドルで終了。

原題:Stocks Soar as Powell, Jobs Reinvigorate Bulls: Markets Wrap(抜粋)
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(コメントやNY原油相場を追加し、更新します.)
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