コンテンツにスキップする

【NY外為】ドル下落、FRB議長発言後-雇用統計後の上昇消す

更新日時
  • パウエル議長が政策変更に柔軟姿勢でドル安に-クレディS
  • 12月の米雇用者数の伸び、10カ月ぶりの大きさ-ドルが一時上昇

4日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が低下。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が米金融当局は経済へのリスクを精査する上で辛抱強くなるとしたほか、市場に留意していると述べたことが一部で材料視された。

  ドル指数は、12月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が10カ月ぶりの大幅な伸びを示したことを受けて、大きく上昇する場面もあった。12月の雇用者数は前月比31万2000人増(市場予想18万4000人増)。失業率は3.9%。11月は3.7%だった。ドル指数は週間ベースでは3週連続の下げ。2018年1月以降で最長の低下局面となった。

  パウエル議長はこの日、アトランタで開催された米国経済学会(AEA)の年次会合で発言。米金融当局は必要に応じてバランスシート政策を調整する用意があるとの考えを示した。トランプ大統領に求められても辞任することはないとも述べた。

  クレディ・スイスの外為戦略グローバル責任者、シャハブ・ジャリヌース氏は「将来の成長に対する市場の不安」にパウエル議長が「明確な懸念」を示したことや、「必要であれば政策変更に関して柔軟になる可能性があるとの立場を明らかにしたこと」がドル安と米国株上昇につながったと指摘した。米国株は3指数そろって大幅に上昇した。

  トランプ大統領はこの日、一部政府機関の閉鎖が1年以上続く可能性があると警告した。メキシコとの国境の壁を建設するため、議会審議を回避する国家の非常事態宣言を出す方針もちらつかせた。

  ニューヨーク時間午後4時44分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ドルは対円では0.8%高の1ドル=108円49銭。ユーロはドルに対して0.1%未満の上げで1ユーロ=1.1397ドル。

欧州時間の取引

  円が対ドルで下落した。米中次官級の通商協議が7、8日に行われると中国政府が発表したほか、中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率引き下げを明らかにしたことでリスクテーク意欲が市場に戻った。

原題:Dollar Stays Down After Powell’s ‘Dovish’ Remarks: Inside G-10(抜粋)
  Yen Reverses Course as Traders Await U.S. Data: Inside G-10(抜粋)

(相場を更新し、第5段落以降を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE