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1月4日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドル下落、FRB議長発言後-雇用統計後の上昇消す

  4日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が低下。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が米金融当局は経済へのリスクを精査する上で辛抱強くなるとしたほか、市場に留意していると述べたことが一部で材料視された。

  ドル指数は、12月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が10カ月ぶりの大幅な伸びを示したことを受けて、大きく上昇する場面もあった。12月の雇用者数は前月比31万2000人増(市場予想18万4000人増)。失業率は3.9%。11月は3.7%だった。ドル指数は週間ベースでは3週連続の下げ。2018年1月以降で最長の低下局面となった。

  パウエル議長はこの日、アトランタで開催された米国経済学会(AEA)の年次会合で発言。米金融当局は必要に応じてバランスシート政策を調整する用意があるとの考えを示した。トランプ大統領に求められても辞任することはないとも述べた。

  クレディ・スイスの外為戦略グローバル責任者、シャハブ・ジャリヌース氏は「将来の成長に対する市場の不安」にパウエル議長が「明確な懸念」を示したことや、「必要であれば政策変更に関して柔軟になる可能性があるとの立場を明らかにしたこと」がドル安と米国株上昇につながったと指摘した。米国株は3指数そろって大幅に上昇した。

  トランプ大統領はこの日、一部政府機関の閉鎖が1年以上続く可能性があると警告した。メキシコとの国境の壁を建設するため、議会審議を回避する国家の非常事態宣言を出す方針もちらつかせた。

  ニューヨーク時間午後4時44分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ドルは対円では0.8%高の1ドル=108円49銭。ユーロはドルに対して0.1%未満の上げで1ユーロ=1.1397ドル。

欧州時間の取引

  円が対ドルで下落した。米中次官級の通商協議が7、8日に行われると中国政府が発表したほか、中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率引き下げを明らかにしたことでリスクテーク意欲が市場に戻った。
原題:Dollar Stays Down After Powell’s ‘Dovish’ Remarks: Inside G-10(抜粋)
Yen Reverses Course as Traders Await U.S. Data: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が大幅高、雇用統計やFRB議長発言で

  4日の米株式相場は大幅高。一方でドル、米国債、金は下落した。経済や金融政策、貿易面での緊張を巡り明るいニュースが伝わったことから、リスク選好の地合いが強まった。

  • 米国株は大幅高、雇用統計やFRB議長発言受け
  • 米国債は下落、10年債利回り2.67%
  • NY原油は上昇、雇用統計やFRB議長発言で
  • NY金は3日ぶりに下落、雇用統計受け逃避需要が後退

  米雇用統計の好調を受けて、株式相場は寄り付きから大きく上昇した。昨年12月の米雇用統計では雇用者と賃金の伸びが加速し、労働参加率も上昇。リセッション(景気後退)懸念が後退した。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、政策運営に関して柔軟な姿勢を示したほか、当局は金融市場に「注意深く耳を傾けている」と述べたことに反応し、株価は上げを拡大した。

  FTSEラッセルのグローバル市場調査担当マネジングディレクター、アレック・ヤング氏は「12月雇用統計の力強い内容は、株式相場にはポジティブだ。投資家の最大の懸念は成長減速だったからだ」と指摘。「堅調な雇用の伸びは、そうした懸念を和らげる上で助けとなる。数年ぶりという力強い雇用の伸びを目にしており、リセッション懸念に同意するのは難しい」と述べた。

  S&P500種株価指数は前日比3.4%高の2531.94。ダウ工業株30種平均は746.94ドル(3.3%)上昇し23433.16ドル。ナスダック総合指数は4.3%高。ナスダック100指数は4%を超える上げ。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時58分現在、10年債利回りが11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.67%。

  ニューヨーク原油先物は上昇。国際指標である北海ブレント原油も値上がりした。米雇用統計やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のハト派寄りの発言が手掛かりとなった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は87セント(1.9%)高の1バレル=47.96ドル。週間ベースでは5.8%高。ロンドンICEの北海ブレント3月限は前日比1.11ドル(2%)上げて57.06ドル。週間では9.3%高と、2016年12月以降で最大の上げ。

  ニューヨーク金先物は3日ぶりに下落。米雇用統計が力強い内容となったことから、安全資産としての金の需要が低下した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.7%安の1オンス=1285.80ドルで終了。
原題:Stocks Soar as Powell, Jobs Reinvigorate Bulls: Markets Wrap(抜粋)
Brent Crude Surges in Best Week Since ’16 as U.S. Economy Shines
Gold Revival Is Put on Hold After ‘Monster’ U.S. Payrolls Gain

◎欧州債:イタリア、ドイツ債が下落-米統計やFRB議長発言に反応

  4日の欧州債はイタリア債とドイツ債が下落。株式は上昇した。米雇用統計が労働市場の強さを示す内容だったほか、パウエルFRB議長がタカ派的な発言をしたことが影響した。欧州では来週に大規模な国債入札が控えている。

  • イタリア債の利回り曲線はスティープ化。償還期間が7年を超える国債は下落、一時の上げを消した
  • ドイツ債を中心に欧州国債は総じて軟調だった
  • 英国債のパフォーマンスはドイツ債を下回った。この日発表された英国の12月のサービス業PMIは市場予想を上回った
  • ドイツ10年債利回りは6bp上げて0.22%、フランス10年債利回りは5bp上昇して0.7%、イタリア10年債利回りは4bp上昇の2.90%
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原題:Italian, German Bonds Fall Ahead of Supply; End-of-Day Curves(抜粋)

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