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米雇用統計、リセッション懸念は払拭できず-市場関係者の見方

4日発表された米雇用統計は、リセッション(景気後退)が差し迫っているとの懸念を緩和させるには不十分だった。

  米労働省によると、12月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比31万2000人増だった。雇用者数の伸びは10カ月ぶりの大きさとなり、平均時給の伸びも加速し、労働参加率も上昇した。

U.S. payrolls climb 312,000 in December, jobless rate jumps
  • マクロポリシー・パースペクティブスのシニアエコノミスト、ローラ・ロスナー氏
    • 「前日のISM統計や幾つかの企業の見通しを受け、市場がリセッションについて非常に懸念していたことは明らかだ。雇用統計の内容は今のところ、景気は非常に強いと言えよう」
    • 「金融市場に対するストレスなどのショックと雇用の間にいくらか時差がある可能性がある。従ってまだ厳しい局面を脱したとは考えていない。この強さが持続するのかどうか見極める必要がある」
  • ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏
    • 「今年1度か2度の利上げがあったとしても、年内にリセッションに陥る可能性が高くないことを雇用統計は示した。リセッションへの不安は実際に高まりつつあるが、この日の統計内容はそうした不安を緩和した」
  • アライアンスバーンスタインのシニア米国エコノミスト、エリック・ウィノグラド氏
    • 「12月の雇用統計の内容は、前日のISM統計が示した弱さとは反対だ。この相反する内容が政策当局者の抱えるジレンマだ。景気は減速しつつあるように見受けられるが、労働市場は非常に力強い。この2つは長くは共存できない」
    • 「この日の雇用統計は明らかに米金融政策当局に難題を投げかけている。労働市場の強さは追加利上げの根拠になるが、金融市場の弱さや経済成長が減速している証拠が積み上がっている状況では、その主張は通らない」

原題:Fed’s in a ‘Tough Position’: Investors Weigh In on Jobs Data(抜粋)

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