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米クリーブランド連銀総裁:当局は「良い位置」に-雇用統計が裏付け

米クリーブランド連銀のメスター総裁は4日、金融当局は金融政策と米経済情勢の観点から見て「良い位置」に付けていると述べた。この発言後間もなく発表された昨年12月の米雇用統計では雇用者と賃金の伸びが市場予想を上回り、総裁の認識を裏付ける内容となった。

  メスター総裁は、米東部時間午前8時半の米雇用統計発表前に行われた経済専門局CNBCのインタビューで、株式・原油相場の下落局面で決定した前月の利上げを擁護。当局は経済動向に基づいて金融政策を設定していると説明した。メスター総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で投票権を持たない。

  米労働省が発表した12月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比31万2000人増。増加幅は、ブルームバーグが実施したエコノミスト調査での予想全てを上回った。予想中央値は18万4000人増。労働参加率が上昇する中で失業率は3.9%に上昇。平均時給は前年比3.2%増と、2009年以来の大きな伸びとなった。

  雇用統計発表前のインタビューでメスター総裁は、金融当局は先手を打っているわけでも、後手に回っているわけでもなく、現在のところは今後の経済動向を見極める上で「良い位置」にあると語った。

  総裁は「インフレの問題が切迫し利上げを急ぐ必要があるとは考えていない。データではそうした問題は見られない」と指摘。その上で、「金融市場の環境が引き締まったことを考慮する必要はあるだろう」と加えた。

原題:Mester’s ‘Good Spot’ for Fed Affirmed as U.S. Job Growth Surges(抜粋)

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