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ユーロ圏:12月インフレ率は前年比1.6%に鈍化、8カ月ぶり低水準

  • 原油価格の低下が総合CPIの押し下げ要因に
  • 変動の激しい項目を除いたコアCPIは1%上昇、前月から変わらず

昨年12月のユーロ圏インフレ率は8カ月ぶりの低水準となった。欧州中央銀行(ECB)は同月に景気を下支えるために行ってきた債券購入を打ち切った。

  欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が4日発表した12月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比1.6%上昇と、前月の1.9%上昇から減速した。市場予想では12月は1.7%の上昇だった。食料品やエネルギーなど変動の激しい項目を除いたコアCPIの上昇率は1%で前月から変わらずだった。

  総合CPIの伸び率が低下した背景は主に原油価格の低下で、ECBの金融政策当局者にとってCPI減速は想定内だった。

  ECBは量的緩和によってデフレの脅威を解消したと主張するが、基調的なインフレは依然として、債券購入プログラム開始から数カ月後の2015年半ばと変わらない。成長の勢いが減速していることを示す指標と相まって、ECBが年内には利上げできないとの市場参加者の見方がさらに強まる可能性がある。


12月11月
ドイツ1.7%2.2%
フランス1.9%2.2%
イタリア1.2%1.6%
スペイン1.2%1.7%

原題:Euro Inflation Slows Sharply on Oil Just as ECB Caps Stimulus(抜粋)

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