中国人民銀、預金準備率を1ポイント引き下げへ-景気てこ入れ

更新日時
  • 15日に0.5ポイント、25日にさらに0.5ポイント引き下げる
  • 正味で約12.6兆円の流動性を供給、ハンセンと日経平均先物は上昇

中国人民銀行(中央銀行)は4日、市中銀行の預金準備率を1ポイント引き下げると発表した。経済成長を支えるため、流通する貨幣の量を増やす。

  人民銀はウェブサイトで、預金準備率を15日に0.5ポイント、25日にさらに0.5ポイント引き下げると明らかにした。1-3月に返済期限を迎える中期貸出制度(MLF)の融資はロールオーバーせず、今回の措置で増加する流動性が春節(旧正月)を前にした資金需要ひっ迫を相殺するだろうと説明した。

  人民銀の別の発表によると、この預金準備率引き下げにより正味で8000億元(約12兆5900億円)の流動性が供給される。

中国の預金準備率引き下げについて、ブルームバーグのジョン・リウ記者がリポート

Source: Bloomberg)

  人民銀が全銀行を対象に預金準備率を引き下げるのは2016年3月以来。一部の銀行に対しては、昨年1年間で預金準備率を4回引き下げていた。最近では銀行に対して低利資金を供給するための「対象を絞った」中期貸出制度も導入していた。

  預金準備率引き下げの発表を受けて、オフショア人民元は上げを小幅に縮小。ハンセン指数と日経平均の先物は上昇した。

  北ドイツ州立銀行のエコノミスト、シュテファン・グローセ氏は「人民銀は最近の経済環境悪化に対応している」と述べ、「中国の低調なPMIと米国のISM製造業景況指数は世界経済の減速を示唆している。政府による刺激策が今後も続くと見込む」と語った。

原題:PBOC Cuts Banks’ Reserve Ratio to Ratchet Up Support for 2019(抜粋)
PBOC Tweaks Liquidity Tap Again as China Growth Jitters Persist

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