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パウエル議長に景気判断の引き下げ理由与えるか-経済指標や市場動向

  • 製造業や住宅関連の最新統計が米金融当局の心配の種に
  • 議長がややハト派的トーンを強めるとブライソン氏は予想
パウエル議長

パウエル議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
パウエル議長
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先月、同国経済が力強いペースで拡大しているとの認識を示した。だが、その後発表された経済指標の一部や市場の動向は、景気判断を下方修正させる幾つかの理由を議長に与えたと考えられる。

  各種経済指標を見ると、雇用統計は強い数字が続き、個人消費も良好であることがうかがわれる。他方で製造業および住宅関連の最新統計や市場の動きは、米金融当局にとって新たな心配の種となりそうだ。米東部時間4日午前にアトランタでインタビューに臨むパウエル議長は、金融当局のデータ重視の方針を順守するという理由だけに基づき、一段と慎重なトーンを正当化することもできるだろう。

  ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのグローバル・エコノミスト、ジェイ・ブライソン氏(ノースカロライナ州シャーロット在勤)はパウエル議長について、「彼が伝えようとするのは、当局が既定路線を進むわけではないというメッセージだろう」と指摘し、議長が実際に利上げ停止のシグナルは発しないまま、ややハト派色を強める方向にトーンを傾ける可能性があるとの見通しを示した。

  米金融当局者らは「新たに発表されるデータを注視する方針」を確認しつつ、「成長は鈍化し、金融情勢は引き締まっており、適切に対応すると言い続けるだろう」とブライソン氏は述べた。一方、金利先物市場の動きを見る限り、投資家は金融当局の次の動きが利下げになると見込んでいる。

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The Fed's near-term forward spread indicates markets expect easing

原題:Powell Pledged Allegiance to Data and Some of It Looks Grim(抜粋)

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