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債券市場の米政策金利見通し激変、イールドカーブ逆転が拡大

  • 3カ月物利回りが5年物を上回る-2008年以来初めて
  • 1年物と2年物の利回りも逆転し、スプレッドは一時マイナス15bp

今年の米政策金利の動きについて、債券市場はその見方を大きく変えた。これが、期間の短い米国債のイールドカーブにねじれをもたらしている。

  2年債と5年債の利回りは3日、より期間が短めの証券に比べ大きく低下。この結果、3カ月物利回りが5年物を上回った。これは2008年以来初めて。スプレッドは一時マイナス5.7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となった。1年物と2年物の利回りも逆転し、スプレッドは一時マイナス15bpとなった。

  昨年12月には2年債と3年債の利回りが5年債を上回っていたが、弱い製造業の指数を受けて今月3日には今年の米利上げを見込むポジション消失の動きが加速。さらに短期の部分に逆イールドが拡大した。

  オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)金利は来年中の利下げを100%織り込んでいる。

  ファースト・エンパイア・セキュリティーズのチーフ市場ストラテジスト、クリス・アーレンズ氏は、金融ストレスが増せば逆イールドが拡大する可能性があると指摘。短期証券の利回りは2.25-2.5%というフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標によって抑えられるだろうが、より期間の長い証券の利回りは金融ストレスの高まりによってさらに低下し得ると電子メールを通じ指摘した。

  「しかしながら、連邦準備制度はある時点で対応せざるを得ない」として、「当局は金利が想像上の中立水準に近づいており政策姿勢は完全にデータ次第だと強調している」とも指摘した。

Benchmark rate seen more than 30bps below current level in 2020

原題:Aggressive Repricing of Fed Outlook Drives U.S. Curve Inversions(抜粋)

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