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Photographer: Tomohiro Ohsumi

円全面安、リスク回避姿勢が後退ードルは108円台前半

更新日時
  • ドル・円は朝方の107円52銭から午後に一時108円45銭まで上昇
  • 米雇用良ければドル・円支え、米中協議や米政府焦点ー三菱モルガン
Japanese 10000 yen notes are displayed for a photograph in Tokyo, Japan, on Wednesday, Sept. 15, 2010. Japan intervened in the foreign-exchange market for the first time since 2004 after a surge in the yen to the strongest against the dollar in 15 years threatened to stunt the nation's economic recovery.
Photographer: Tomohiro Ohsumi

東京外国為替市場では円が主要通貨に対して全面安。米中通商協議や米雇用統計などへの期待感を背景に、リスク回避姿勢が後退し、円売りが優勢となった。ドル・円相場は上昇に転じ、1ドル=108円台前半に乗せた。

  • 4日午後3時59分現在のドル・円は前日比0.5%高の108円19銭。朝方に付けた107円52銭から徐々に水準を切り上げ、午後には一時108円45銭まで上昇した
  • ユーロ・ドル相場は同時刻現在、ほぼ横ばいの1ユーロ=1.1393ドル。ユーロ・円相場は0.5%高の1ユーロ=123円26銭

市場関係者の見方

しんきんアセットマネジメントの加藤純チーフマーケットアナリスト

  • 今後、米景気懸念を先取り過ぎた部分がそれほどでもないとなれば、景気後退ではなく減速。しかもトランプ減税で押し上げられた分がはく落するから減速するが、失速までは行かないのではないか
  • 米2年金利も利上げどころか利下げかもしれない水準まで突っ込み行き過ぎ。冷静に考えれば足元の米景気は強く、賃金は上がっているので、3月は様子見するだろうが、あと1回ぐらいは利上げをやってもおかしくない。110円が短期的には戻りの上限

上田ハーロー外貨保証金事業部の山内俊哉マーケット企画部長

  • ドル・円、結局は今後発表される米景況感などがどこまで安心感を出せるか次第

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト

  • 米ADP統計は強かったので、米雇用統計も良ければ、ドル・円の支えになるだろう。米中貿易協議や米つなぎ予算で政府の混乱が収束するかが焦点
  • ユーロ圏の物価上昇率が下がって、米雇用統計が良ければ、ユーロ・ドルは1.13ドル割れもあるかもしれない

背景

  • 米中が次官級の通商協議、北京で7、8両日開催-「停戦」後初めて
  • 米下院、政府機関再開に向け予算可決ー壁巡り大統領拒否の恐れ
  • トランプ米大統領、議会指導部に4日午前の会談要請-政府閉鎖巡り
  • 米ADP民間雇用者数:12月は27.1万人増-約2年ぶり大幅な伸び
  • 米長期金利は時間外取引で一時3ベーシスポイント(bp)高の2.59%程度
  • 浅川財務官:必要なことがあれば適切な対応をする-3者会合
    ドル・円相場の推移
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