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長期金利マイナス0.05%、リスク回避と需給逼迫が低下に拍車

  • マイナスは長期化するだろうし、日銀は何もできないーニッセイAM
  • 買い入れを減らして自然な流れを止めるわけにはいかないーSBI証
General Views of the Bank of Japan Headquarters Ahead of Monetary Policy Meeting
Photographer: Akio Kon/Bloomberg
General Views of the Bank of Japan Headquarters Ahead of Monetary Policy Meeting
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

2019年大発会の債券市場で長期金利が2年2カ月ぶりの水準に低下した。世界的な株式相場の下落によるリスク回避の買いに加えて、日本銀行が国債買い入れオペを据え置いたことで現物債の需給逼迫(ひっぱく)が強まったことが背景にある。

  長期金利の指標とされる新発10年物国債利回りはマイナス0.045%と、2016年11月以来の低水準で取引を開始した。リスク回避の動きが強まる中で買いが先行。日銀が午前10時10分の金融調節で残存期間5年超10年以下の国債買い入れオペの購入額を前回から据え置くと、買いの勢いが強まり、一時はマイナス0.05%まで達した。

  ニッセイアセットマネジメント債券運用部の三浦英一郎リードポートフォリオマネジャーは、長期金利のマイナス圏での推移について、「この状況はたぶん長期化するだろうし、日銀としては何もできないと思う。長期化する理由は、グローバルに景気後退懸念を主因に株式市場が不安定化しているので、これを落ち着かせるには金融当局が、特に米国が大幅にハト派化しないとなかなか難しいだろう」と述べた。

新発10年債利回りの推移

  日銀買い入れオペの据え置きについて、SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジストは、「海外金利が低下する中で円金利がマイナスになったからといって、買い入れ額を減らして自然な流れを止めるわけにはいかない」と説明した。

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