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米国との貿易合意の可能性高まる-中国商務省の魏建国元次官

  • 結果に関して楽観的、米中は前向きなシグナル送っている
  • 「核心的な国益」を脅かすものに関しては中国側は交渉に応じず

中国商務省の魏建国元次官は、貿易を巡り米中双方がお互いの目標や意図をよりはっきりと分かるようになっており、両国が合意に至る可能性が高まりつつあるとの認識を示した。

  2008年まで商務次官を務め、現在は中国国際経済交流センター副理事長の職にある魏氏はブルームバーグとのインタビューに応じ、「結果に関して私は楽観的だ」と説明。米中両国は「協議に向けて入念な準備をし、前向きなシグナルを送っている」と評価し、具体的な合意を盛り込んだ取引を想定していると述べた。

Finince seniors discuss the future of global finance in Beijing

魏建国元商務次官(2010年)

写真家:Imaginechina経由AP写真

  一方で、中国は「核心的な国益」を脅かすものに関しては交渉に応じないと魏氏は指摘。「こうした核心的利益とは主権の完全性やサイバー空間、エネルギー、食料を含む国家安全保障、発展する権利だ」と語った。

  米国にとっては国際秩序の最上位であり続けることが大きな関心事項だと同氏は分析。「中国は世界のリーダーとしての米国の役割に挑戦することはないと明確にしてきた」と述べた。

  魏氏が副理事長を務める中国国際経済交流センターは北京に拠点を置くシンクタンクで、退職した元高官が数多く所属している。同センターは米中間の非公式な意思疎通で調整役としての役割を果たすこともある。

  米中両国の通商当局者は来週、トランプ大統領と習近平国家主席が90日間の「停戦」で合意してから初めて北京で対面で協議することになっている。

原題:Chances of Trade Deal With U.S. Rising, Ex-China Official Says(抜粋)

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