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長期金利マイナス拡大、米利下げ観測台頭で-金利低下スピード警戒も

更新日時
  • 新発10年債利回り一時マイナス0.05%、2016年11月以来の低水準
  • 日銀会合に向け、催促相場で金利低下進む可能性も-SBI証

債券市場では長期金利が一時マイナス0.05%と、2年2カ月ぶりの水準まで低下した。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を巡る市場の織り込みが利下げに傾いたことを背景に米長期金利が大幅低下した流れを引き継ぎ、買いが優勢の展開となった。

新発10年物352回債利回りは一時、日本相互証券の前営業日午後3時の参照値より4.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.05%まで低下
長期国債先物3月物の終値は前営業日比36銭高の152円84銭。一時は152円99銭と16年7月以来の高値更新

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 米国と中国で弱い経済指標が出たことで、FRBの政策を巡る市場の見方が追加利上げから逆転
  • こうした中で、日本銀行が長期金利のマイナス方向をどこまで容認するのかが焦点
  • 23日の日銀会合に向けて追加緩和を求める声が強くなると思われ、催促相場で円高・株安・金利低下が進む可能性も

背景

  • ドル建てオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)金利は来年中の利下げを100%織り込み
  • 3日の米10年物国債利回りは前日比7bp低い2.55%。一時は2.54%と昨年1月以来の水準まで低下
  • 3日のダウ工業株30種平均は2.8%安の22686.22ドル。米製造業景況指数が過去10年で最大の低下となったことや、アップルによる売上高予想の下方修正が響いた

日銀オペ

  • 対象は残存期間5年超10年以下、買い入れ額は4300億円に据え置き
  • 応札倍率は2.37倍、前回は1.77倍
  • パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
    • 日銀オペ結果は応札倍率が上昇、来週の10年債入札に向けてショートメイクという感ある
    • 日銀はオペ減額を当面見送る可能性が高い
    • 米金利の低下はやや行き過ぎで、円債の金利低下もそろそろ限界か
  • 過去の日銀オペの結果

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.180%-0.185%-0.040%0.445%0.655%0.780%
前日比-3.5bp-3.0bp-3.5bp-4.5bp-5.0bp-6.0bp
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