米ISM製造業景況指数:12月は08年以来の大幅低下、受注が減速

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12月の米製造業活動を示す指数は、2008年10月以来の大幅な低下となった。世界的に製造業が低迷する中、米経済に成長減速の新たな兆候が示された。

  米供給管理協会(ISM)が発表した製造業総合景況指数は54.1と、2年ぶりの水準に低下した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は57.5だった。同指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す。構成する5主要指数は全て下げた。新規受注はほぼ5年ぶりの大幅低下となり、生産は2012年初め以来の急速な低下。雇用と入荷遅延、在庫の各指数も低下した。

  景況指数はなお50を上回っているものの、8月に付けた14年ぶり高水準から大きく低下している。前月比で5.2ポイントという今回の下げ幅を上回ったのは、今世紀に入ってからは10年前の金融危機と2001年9月11日の対米同時テロ直後の2回しかなく、いずれもリセッション(景気後退)期にあった。

  輸入指数は2017年5月以来の水準に低下した一方、輸出指数は3カ月ぶりに上昇した。

  新規受注は51.1に、生産指数は54.3にそれぞれ低下。いずれも2016年以来の低水準となった。入荷遅延指数は1年ぶり低水準の57.5。依然ボトルネックの現象はあるものの、緩和していることが示された。

  仕入価格指数は54.9と、2017年6月以来の低水準。主に石油価格の下落を反映している可能性があるが、インフレ抑制を示す新たな兆候となった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Factory Gauge Tumbles by Most Since 2008 as Orders Cool (1)(抜粋)

(新たな情報を加え、更新します.)
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