米ハリバートンのレサー会長退任-渦中の前内務長官と個人的な関係
Christine Buurma-
コーポレートガバナンス指針に沿った会長退任-ハリバートン
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ハリバートンはチェイニー元副大統領が率いていたことでも知られる
油田サービスを手掛ける米ハリバートンのデービッド・レサー会長が退任した。25年間にわたり経営幹部として同社を率い、2000-17年は最高経営責任者(CEO)を務めていた。レサー氏は内務長官を昨年末に辞任したライアン・ジンキ氏と個人的なビジネス上の関係を持つことで知られ、司法省はジンキ氏に絡んだ疑惑を巡り捜査に着手している。

デービッド・レサー氏
写真家:F. Carter Smith / Bloomberg
レサー氏(65)の会長退任は2018年12月31日付。ジェフ・ミラーCEOが会長を兼任する。ハリバートンはチェイニー元副大統領がかつて率いたことでも知られる。
ハリバートンは2日発表した資料で、レサー氏退任は同社の「コーポレートガバナンス(企業統治)の指針に沿ったもの」だと説明。それ以上の詳細やジンキ氏関連の捜査には触れなかった。ただし同社は以前、レサー氏が定年のため18年末に退任するとしていた。


ライアン・ジンキ氏
写真家:Andrew Harrer / Bloomberg
原題:Groomed by Dick Cheney, Halliburton’s Lesar Exits After 25 Years(抜粋)
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