米銀行株が上昇、ベアードなど証券会社から強気の見解相次ぐ

2019年最初の取引となった2日の米株式市場で、銀行株が上昇した。2018年は思わしくない結果に終わったが、新年を迎えてアナリストから強気の見解が相次いだ。

  KBW銀行指数は前営業日比で一時1.6%高。18年12月には15.5%下げ、約10年ぶりの大幅下落を記録していた。

  ベアードのアナリスト、デービッド・ジョージ氏は2日付リポートで、銀行の株価がこうした低い水準に「とどまる公算は小さい」と分析、銀行セクターに対してもっと前向きにみていることを明らかにした。同氏は「現状維持はあり得ない」と述べ、株価が持ち直す、あるいは見通しが著しく引き下げられる必然性があると説明した。最も実現性の高いシナリオとして、米経済がリセッション(景気後退)を回避した場合は特に、約15%の株価上昇を伴う「リカバリートレード」が実現すると予想。ジョージ氏はサントラスト・バンクスの投資判断を引き上げたほか、ウェルズ・ファーゴとPNCファイナンシャル・サービシズ・グループを「過小評価されている有望銘柄」に指定した。

  バークレイズのジェーソン・ゴールドバーグ氏も、年末の株価急落を経て銀行株に強気になったアナリストの一人だ。大手行は収益と簿価の拡大継続や、規制の決着、技術の進化や規模の経済から恩恵を受けることから、株価のパフォーマンスはS&P500種株価指数をしのぐ可能性があるとリポートで指摘した。一方で約2%の成長率と、25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の米利上げ2回、失業率低下を想定したバークレイズの基本シナリオに経済が届かない場合、大手銀行株は「投資家が望む以上にディフェンシブ」となるかもしれないと指摘した。

  このほか、RBCのジェラルド・キャシディー氏は、株式バリュエーションの低さなどを理由にウェルズとシチズンズ・フィナンシャル・グループの投資判断を引き上げた。

原題:Banks Rise as Baird, Barclays Ring in 2019 With Bullish Tone (1)(抜粋)

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