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伊銀バンカ・カリジェ、ECBが管理下に-資本不足問題で

  • 筆頭株主が資本調達計画を拒否、取締役の辞任引き起こす
  • ECBは合併の選択肢をカリジェに勧めてきた-関係者

欧州中央銀行(ECB)は経営難に陥っているイタリアの銀行バンカ・カリジェを暫定管理下に置いた。売却あるいは統合につながる可能性がある。

  バンカ・カリジェの発表によると、管財人と3人のメンバーで構成する監督委員会はカリジェのバランスシートリスクの低減および提携先候補の模索に注力する。ECBは同行に対して合併が好ましい選択肢になると一貫して伝えてきたと、事情に詳しい関係者は匿名を条件に話した。

  今回の動きにより、未解決の資本問題を抱える銀行との統合や買収を誰が望むのかという疑問が生まれる。同行の株価は1セントを大きく下回る水準に下落した。保有国債の価値低下で打撃を受けている伊銀各行は一段のリスクを取る意欲を持たない可能性がある。伊政府が介入を余儀なくされる可能性もあるが、それも容易ではないだろうと、一部のアナリストは示唆している。

  イタリア財務省はカリジェに関して「注意深く見守っている」と、ANSA通信が同省報道官の発言を引用して伝えた。

  カリジェは多くの伊銀と同様に、大量の不良債権の圧縮に苦戦してきた。しかし同行の筆頭株主が資本調達計画を拒否したことで問題の重大さが顕在化、同行取締役の大半が辞任し、ECBの介入につながった。

原題:Italian Bank Carige Put Under Administration for Capital Woe (2)(抜粋)
Italy Treasury Closely Following Carige Issues: Ansa

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