FRB注目の利回り指標、利下げを示唆-2008年以来初めて

  • 現物と先物の短期証券の金利差がマイナスに転じる
  • 過去の金融緩和不安は「たいてい」正しかった-FRBリポート
The Marriner S. Eccles Federal Reserve building stands in Washington, D.C. Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)が経済の健全性を示す最も的確な市場の尺度の一つとして注目する指標が、過去10年余りで初めて金利低下を織り込んでいる。

  今後6四半期の米短期証券で示唆されるフォワードレートと現物3カ月物の利回りの差を反映する短期フォワードスプレッドが2日、2008年以降で初めてゼロを下回った。2年物と1年物の利回り差は12月にマイナスとなっている。

  短期フォワードスプレッドがこの目安を割り込むのは、「向こう数四半期」内の政策緩和およびリセッション(景気後退)を市場が予想していることを示唆すると、FRBのエコノミストらは昨年7月の調査リポートに記していた。

  エリック・エングストロム、スティーブン・シャープ両氏は同リポートで、「マイナスとなる場合、市場参加者が金融政策の緩和を期待していることを示唆する。恐らくは、リセッションの脅威あるいは始まりに金融政策当局者が対応すると見込むためだ」と記述。「市場参加者が今後18カ月の金融政策緩和を期待し織り込む際、彼らの不安はたいてい正しいことが証明される」と指摘していた。

原題:Key Fed Yield Gauge Points to Rate Cuts for First Time Since ’08(抜粋)
Fed Yield Gauge Points to Rate Cuts for First Time Since ’08 (1)

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