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アジアの製造業景況感が悪化、中国PMI50割れ-貿易戦争で需要鈍化

  • 「PMIは先行きの問題示唆」-メイバンクのチュア・ハク・ビン氏
  • 台湾やマレーシア、ベトナム、フィリピンのPMIも低下

アジアで最も輸出依存度が高い一部の国々で昨年12月に製造業の景況感が悪化した。米中貿易摩擦の激化やテクノロジー業界の活況が薄れつつあることが響いた。

  財新伝媒とIHSマークイットが2日発表した12月の中国製造業購買担当者指数(PMI)は49.7と前月の50.2から低下。2017年5月以来の低水準となった。国家統計局が12月31日に発表したPMIも49.4と、16年初め以来の低水準を記録した。PMIは50を下回ると活動の縮小を示す。

  これを受けてアジア株は下落。米株価指数先物と原油相場は下げに転じた。

  メイバンク・キム・エン・リサーチのエコノミスト、チュア・ハク・ビン氏(シンガポール在勤)は、「PMIは先行きの問題を示唆している。一部の国では貿易面で健全な数字が見られていたが、これは恐らく長続きしないだろう」と述べた。

Factory conditions remain weak across much of Asia

  日本経済新聞とIHSマークイットが2日公表した台湾の12月の製造業PMIは47.7と、11月の48.4から低下。前年同月は56.6だった。新型スマートフォンの受注鈍化や貿易戦争の影響で情報通信機器や機械、電子機器の需要が落ち込んだことが一因。

  マレーシアの同月の製造業PMIは46.8(11月は48.2)と、統計を取り始めて以来の低水準を記録。ベトナムやフィリピンのPMIも低下した。

原題:China Leads Slump in Asia Factories as Trade War Cools Demand(抜粋)

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