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低位の米国債利回り、反転のきっかけは何か-いまだに視界不良

  • パウエル氏ら歴代FRB議長の4日のインタビューが注目点に
  • パウエル議長が低インフレに言及なら利上げ停止示唆のサインか

金融市場全般に痛みが広がった過去1年を踏まえ、2019年についてせいぜい言えるのは、状況改善の余地があるという点ぐらいだろう。投資家のセンチメントや米国債利回りを現行の低位から押し上げるのはそもそも何なのか、あまり明白ではない。

  昨年12月にはリスク回避の取引が勢いを増し、指標である10年債利回りは10月に付けたピークから大きく低下。投資家は金融情勢の引き締まりや経済見通しの悪化に一部対応するとともに、米金融当局がさらなる利上げを進めることでミスを犯す方向にあるのではないかとの見方もある。

Futures now pricing in an unchanged fed funds rate through 2019

  金融市場の動揺を落ち着かせることがパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の新年の抱負の1つではないかもしれないが、投資家はパウエル議長がFRBのイエレン前議長、バーナンキ元議長とともに臨む4日の米経済学会(AEA)年次総会のインタビューの内容を注意深く見守ることになりそうだ。

  ジェフリーズのマネーマーケット・シニアエコノミストであるトーマス・サイモンズ氏は、パウエル議長はこのところの株価変動について突如、心配し始めることはないと予想する。一方で、市場を落ち着かせるもう1つの方法があるとすれば、低インフレに言及することで、金融当局が現行の利上げサイクルの一時停止に傾斜しているなら特にそうだという。

  金融当局が19年1-3月(第1四半期)に金利を据え置くと予想するサイモンズ氏は、仮にパウエル氏がインタビューで低インフレに触れれば、金融当局として利上げするつもりがないと暗に示唆することになるだろうと話した。

Bond traders increasingly doubtful about a pickup in inflation

原題:Treasuries May Have to Wait Until After New Year for Resolutions(抜粋)

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