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【米国株・国債・商品】株が上昇、年間では金融危機以来の大幅安

  • S&P500種は12月として1931年以来の大幅安、年間6.2%下落
  • 米10年債利回りは2.68%に低下-2月以来の低水準
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange on Monday, Dec. 31, 2018. 

A trader works on the floor of the New York Stock Exchange on Monday, Dec. 31, 2018. 

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange on Monday, Dec. 31, 2018. 
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

31日の米株式相場は、薄商いの中で上昇。S&P500種株価指数はただ、年間では金融危機時の2008年以来の大幅な下げを記録した。短縮取引だった米国債市場では、10年債が10カ月ぶりの高値となった。

  • 米国株は上昇-S&Pは年間で08年以来の大幅安
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.68%
  • NY原油は小幅続伸-年間では15年以来の大幅安
  • NY金先物は小反落-月間では4.5%高

  2018年最後の取引となったこの日、S&P500種株価指数は前週末比0.9%高の2506.85で終了。ダウ工業株30種平均は265.06ドル(1.2%)上げて23327.46ドル。ナスダック総合指数は0.8%高。ナスダックは4営業日続伸と、8月以降で最も長い上昇局面となった。

  米中首脳が週末に電話会談をしたことを受け、トランプ大統領が中国との通商合意に向けて動くとの楽観的な見方が広がった。ただ、S&P500種は月間では9.2%安と、12月としては1931年以来の大幅な下げ。2018年は年間では6.2%安だった。

  米国債は上昇。利回りが全年限にわたって低下した。10年債利回りは2.68%と、2月以来の低水準。ダラス連銀が31日発表した12月の製造業景況指数は、市場予想に反してマイナスとなった。

  この先数日間に予定されるイベントで投資家が注目するとみられるのは、1月4日発表の12月米雇用統計、同じく4日に米経済学会の年次会合で行われるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のインタビュー。FRB議長経験者のバーナンキ、イエレン両氏も同席する。アトランタ連銀のボスティック総裁は長期的なマクロ経済動向を巡るパネルに参加する。

  ニューヨーク原油先物は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は8セント(0.2%)高の1バレル=45.41ドルで取引を終えた。出来高は100日平均を32%ほど下回った。2018年の年間下落率は15年以降で最大の25%。供給不足懸念が一転し、過剰感が意識される状況となったことが背景にある。ロンドンICEの北海ブレント3月限は、前営業日比59セント高の53.80ドルで引けた。年間では20%下落した。

  ニューヨーク金先物相場は小反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.1%安の1オンス=1281.30ドルで引けた。ただ一時は1286.50ドルと、中心限月として6月以来の高値を付けた。月間では4.5%高と、約2年ぶりの大幅な上昇率。年間では2015年以降で初めて下落した。

原題:U.S. Stocks End Worst Year Since Financial Crisis: Markets Wrap(抜粋)
   Treasury Yield Plumbs 10-Month Low to Close Out a Turbulent 2018(抜粋)
   Oil Slumps to First Annual Loss Since 2015 to End Turbulent Year(抜粋)
   Gold Barrels Into 2019 as Growth Concerns Spur Demand for Haven(抜粋)

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