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【米国株・国債・商品】株が3日ぶり下落、変動の大きい相場続く

更新日時

28日の米株式相場は3日ぶりに下落。薄商いの中、日中は上げ下げを繰り返す変動の大きな展開となった。米国債は上昇。

  • 米国株は3日ぶり下落、日中は上げ下げ繰り返す
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.72%
  • NY原油は上昇、政府統計が在庫の減少示す
  • NY金は上昇、景気懸念などで安全資産としての需要続く

  S&P500種株価指数はこの日下げたものの、週間では1カ月ぶりの上昇となった。同指数は前日、2010年以来最大の急反騰を演じたが、この日も変動の大きい相場展開が続いた。今週は24日にクリスマスイブとしては過去最悪の下げを記録した一方、26日には歴史的な急伸。1日の上げとしては10年近くで最大となった。S&P500種はこのままいけば、年間ベースでは今回の強気相場で最悪の下げとなる。

  グラディエント・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、ジェレミー・ブライアン氏は「不透明感の強い時期だ」とし、「市場は底を見つけようと、その手掛かりを探している。これだけ大きな変動が見られるのはそのためだ。今はとにかく驚くようなことが増えているため、どちらの方向にも市場は激しく反応する」と分析した。

  S&P500種株価指数は0.1%安の2485.74。ダウ工業株30種平均は76.42ドル(0.3%)下げて23062.40ドル。ナスダック総合指数は0.1%未満の上昇。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時53分現在、10年債利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.72%。

  ニューヨーク原油相場は反発。政府の統計で原油在庫の減少が示されたことが手掛かり。減少幅は小幅だったものの、相場押し上げには十分だったようだ。米エネルギー情報局の週間在庫統計によれば、原油在庫は先週4万6000バレル減少。この減少幅は2011年以降で最小。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は72セント(1.6%)高の1バレル=45.33ドル。ロンドンICEの北海ブレント2月限は4セント上げて52.20ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。来年の景気見通しに対する懸念や株式相場のボラティリティー、米政府機関の一部閉鎖などを背景に、安全資産としての金の需要が続いている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.15%高の1オンス=1283ドル。

  スタンダードチャータードの債券・為替・商品戦略責任者、マンプリート・ギル氏は「ボラティリティーが高まる時期に入りつつある」とし、「そうした環境をうまく利用するため、流動性の高い資産をある程度手元に置いておく必要がある。そういう時こそ現金が役に立つと考えられる」と述べた。

原題:U.S. Stocks Fall as Volatility Rules in Wild Week: Markets Wrap(抜粋)
Oil Climbs Following Report of Tiny U.S. Crude Stockpile Draw
With Turmoil Rampant, Gold Targets $1,300 as Gloomy 2019 Beckons

(第3段落と最終段落にコメントを追加し、更新します.)
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