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ゴールドマン2年連続首位、18年M&A助言-ドイツ銀はトップ10圏外

2018年の企業の合併・買収(M&A)助言ランキングで、ゴールドマン・サックス・グループが2年連続の首位になることがほぼ確実となった。ブティック型投資銀行も健闘。一方、ドイツ銀行は上位10行から姿を消した。

Dusty Philip

ダスティー・フィリップ氏

写真家:Owen Hoffmann / Patrick McMullan via Getty Images

  ゴールドマンは約2年前から、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社との連携を強化。今や世界各地で手掛けるM&A案件の30%ほどがPE投資会社との協力によるものと推計している。従来より規模の小さい案件を拾い上げる戦略が首位維持に寄与した。

  同行のグローバルM&A共同責任者に今年起用されたダスティー・フィリップ氏はPE投資会社との連携について、「引き続き高水準を維持する」とインタビューで述べた。ブルームバーグが12月28日時点で集計したデータによれば、世界のディールメーキングにおけるゴールドマンの市場シェアは18年に28%を超える見通し。17年は26.4%だった。

  ゴールドマンが関わったM&A案件は、平均規模こそ小さくなったが、件数が増えた。フィリップ氏のような立場であれば通常は大型案件を求めて世界中を飛び回るが、同氏は最近では米国のダラスやアトランタに行っており、オハイオ州デラウェアでは中規模の包装会社による競合買収に従事したという。

2018年のM&A助言トップ10

企業合計ディール額
  (億ドル)
ゴールドマン・サックス8880
モルガン・スタンレー8410
JPモルガン7080
シティグループ5500
バークレイズ5250
BofAメリルリンチ4450
エバコア3510
ラザード3230
クレディ・スイス3140
センタービュー2550

  ドイツ銀のM&A助言分野での存在感は、18年に低下した。関連業務に携わる幹部の退社も相次いだ。02年以降初めて上位10行から外れる見通しだ。

  ブティック型では、エバコアが09年以降初めてラザードを順位で上回った。エバコアは武田薬品工業によるバイオ医薬品メーカーのシャイアー買収で助言役を務めたほか、米携帯電話事業者TモバイルUSによるスプリント買収案件にも関わっている。

原題:Goldman Set to Lead 2018 M&A After Buyout Firms Lift Business(抜粋)

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