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ブレント原油は来年70ドルに、景気後退予測は外れ-アナリスト調査

経済が来年にリセッション(景気後退)に陥るとの予測は外れ、原油相場は反発すると、大手銀行のアナリストらは踏んでいる。

  石油アナリストを対象にブルームバーグがまとめた調査によると、ロンドンICEの北海ブレント原油価格は2019年にバレル当たり平均70ドルになる見通し。これは27日終値を30%余り上回る。ブレント原油とニューヨーク原油の先物は10-12月に大幅下落し、四半期最終週には不安定な株式相場に連れる格好でボラティリティーが急上昇した。

Oil analysts see higher prices next year as recession fears fade

  石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の主要産油国は、供給だぶつきの回避を目指して19年に生産抑制を計画しているものの、原油相場は金融市場の動向や世界経済への懸念に振り回されている。だがアナリストらは経済成長が堅調を維持し、OPECが減産を実行、ベネズエラとイランで供給減が悪化するにつれ、原油市場の需給は引き締まるとの見方だ。

Barclays Bank PLC Head of Energy Markets Research Michael Cohen Interview

バークレイズのマイケル・コーエン氏

Victor J. Blue /ブルームバーグ

  バークレイズ(ニューヨーク在勤)のエネルギー・商品調査担当責任者、マイケル・コーエン氏は「2つの非常に重要な条件を満たせば、来年はV字型回復に似た状況になるかもしれない」と予想。「一つはOPECからの輸出減少が在庫減につながること。もう一つは、マクロ経済情勢にこれ以上の悪化がないということだ」と説明した。

  アナリストの大半はこれまでのところ、実際にリセッションとなっても来年の原油市場に深刻な打撃を与えるとは見ていない。アナリスト24人を対象としたブルームバーグ調査で、ブレント原油の19年平均価格は予想中央値で1バレル=70ドル。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の予想中央値は61.13ドルとなっている。

  RBCキャピタル・マーケッツの商品ストラテジスト、マイケル・トラン氏は、「需給ファンダメンタルズの観点から、底入れは近いだろう」と分析。「世界の需給は来年、絶妙なバランスに至るはずだ」と話した。

原題:Oil Watchers See $70 a Barrel in 2019 as Recession Fears Fade(抜粋)

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