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「あまりに奇妙な」株式相場の動きに首をひねるトレーダーら

  • S&P500種は27日の取引で劇的反転ー前日は09年来の大幅高
  • 店じまいの時期、ボラティリティーが急上昇するような時ではない
Stock Angst Snowballs as Japan's Nikkei 225 Enters Bear Market
Photographer: Shoko Takayasu/Bloomberg
Stock Angst Snowballs as Japan's Nikkei 225 Enters Bear Market
Photographer: Shoko Takayasu/Bloomberg

米株市場の波乱の12月が終わろうとする中、トレーダーと投資家は1つのことに同意する。「今は普通の時ではない」

  年末のこの時期としては特にそうだ。オアンダのアジア太平洋地域トレーディング責任者、スティーブン・イネス氏は「あまりに奇妙だ」と話す。「センチメントが下がっている時に相場が反転上昇したのは信じられない」と述べた。

  12月の下げを通じて主に現金を温存してきた同氏の対応は、引き続き傍観することだという。

  S&P500種株価指数は27日の取引で、2010年以来最も急激な反転を演じた。前日は09年以来の大幅上昇だった。

  バンク・ジュリアス・ベアのアジア調査責任者、マーク・マシューズ氏によると、2つの「黄金律」が破られた。第1に、12月は1945年以降の平均で月間上昇率が他のどの月よりも大きかった。しかし今年は最悪の月になった。第2に、70年代以降、企業利益の伸びが10%を上回っている時にS&P500種が下落したことはないという。

  ロングオンリー投資家の同氏の対応は「良い時も悪い時も投資を続ける」ことだ。「投資をしていないのは長期的に見るとカジノで胴元に対抗して賭けるようなものだ」と同氏は話した。

  シドニーでもトライベッカ・インベストメント・パートナーズのポートフォリオマネジャー、ショーン・フェントン氏が首をひねっている。同氏はこのところの相場の動きについて「この時期として異例なのは確かだ。皆が休暇に入るためいわば店じまいをしている時期で、ボラティリティーが急上昇するような時ではない」と述べた。

  マシューズ氏と同様、フェントン氏も今は息をひそめて「避難」しているという。

  水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャーは、トレーディングから遠ざかっている。この展開に驚かされたという同氏は、対応や反応が難しいと話した。

10-day volatility on S&P 500 Index has jumped to its highest since 2015

原題:‘Completely Bizarre’ Stock Moves Leave Traders Scratching Heads(抜粋)

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